まほうつかいのパパ
冷凍庫がない…だと…!?
「しょんなぁ…」
ここまで来て、そんなことってぇ…
半泣きでがっくりと膝をつく。
「おやおや、泣かないでノア君。大丈夫、冷凍庫はないけど僕がいるよ」
イケメンな台詞と共に蹲る僕を抱き上げてくれたのはレオンさんだった。
「僕に教えておくれ、冷凍庫で何がしたかったんだい?」
「うっうっ…ソフトくいーむつくるでしゅ。ちゅめたくてあまくておいしいんでしゅ」
「新しいスイーツ作るのに冷凍庫が必要ってことか、ノア?」
「あい。ざいりょうまじぇて、ひやして、まじぇて、ひやして、まじぇてつくりゅの」
「なるほど。それなら僕が力になれるよ。だからもう泣かないで」
レオンさん、さっきから大丈夫って言ってるけどいったいどういうこと?
「力になれるってのはどういうことだい親父さん」
「ふふ、僕がこの家の冷凍庫なんだよ」
???どゆこと???
「親父さん、アンタもしかしてギフト持ちかい」
「ギフトもち?」
なんぞソレ?
初めて聞く言葉に涙も止まった。
「ん?ノアはギフト持ちについては知らねえのか?」
「ちらない」
異世界特有の理論か何かなのかな?
あいにくこっちの世界についてのお勉強はまだなんだよね。…お勉強…うっ頭が痛い。
「そういや教えてなかったな。ノア、医務室で俺が使ってた道具覚えてるか?あれは魔工品つって、魔力持ちだけが使える道具なんだが、生まれつき道具無しで色んな事が出来る人間もいる。それをギフト持ちっていうんだよ。まぁ詳しくはまた帰ってから教えてやる」
「僕は物を冷やすギフトを持ってるんだ。温度を調節して飲み物を冷やしたり、苺を凍らせたりするのが得意なんだよ」
「ほへぇ~!」
ギフト持ちって、ようはリアル魔法使いってことじゃん!すごい!さすが異世界!
てゆーか凍らせるのが得意とかソフトクリーム作るのにうってつけじゃない!まさしく神様の思し召し!神様グッジョブ!
「パパしゃん!てつだってくだしゃい!」
「お安いご用だよノア君」
それではいざ!ソフトクリーム作ります!
道具の設定は今だにあやふやなままです←
深く考えないでください←
心の広い皆様に感謝します
今日もありがとうございます




