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21話 止まる命運

他4人を各村に送り最期のミントを背中に乗せて

奴隷狩りのゴミは足で掴んで飛んでいる、時折下からヒエェェだの離せだの五月蝿いから少し強く掴んでやった、グワッて唸ってる、少し爪の先がが刺さった

放置でいいな、落とさないだけ感謝しろって


そろそろ、街が見えて来るころだなミントと念話だ(そろそろ街だ、門の前で降ろすぞ)


うん、分かった ボソッ〔このまま街を出たいな〕


今更だが、本当に今更なんだが俺はミントと念話で会話している、ミントは何故か念話でなく普通に声に出して会話すんのは何で?一方通行なのか?念話って

下のゴミを見ると怪しそうに見ているぞ、ギュってしてやる、すぐにグェッって返してくる


門の上まで来た所で下降し最初にゴミを離す

ギャャアーって落ちていった、死なねぇよこの高さで

優しく着地して、前屈みになりミントが降りてくる

門の前には人集りだ、門番も走ってきてる

俺は早々に退散するに限るっしょ!

(俺はもう行く、お前も気を付けろよ)


…うん、ありがと……


(何だこの間は?何かあんのか?Geeと見つめ合った数十秒何も無いな、無いなら行くぞ!じゃあな)

バサバサ⤴︎ ⤴︎⤴︎飛び去る、少し上空で旋回してから

今日はもう丘でいいや、びゅ~ん!シュタッ!満点着地だぜ

ワイバを出し、ディナーを楽しみそのまま寝る


ーーーーーージュダの街ーーーーーー

門番が走って来た!何だ一体何があった?あの怪我している冒険者はどうしたんだ?

門番に事情を説明して、奴隷狩りの冒険者は投獄!

その時に余計な一言を残していった


大鷲と話しをしていると聞いたが、どうなんだ?

私が一方的に話しているだけって事にした

次に大鷲との関係を聞かれた、テイムしたのか?とか

なぜ助けられた?とか色々と聞かれたので

分からない!とだけ答えた

本当に分からないからしょうがない、何で助けてくれたんだろう?それにお話も出来るし…


ただこの街にとって、あの大鷲さんが特別な存在に

なりつつある事が分かった

ワイバーンから街を守ってくれている!

近隣の村と同じ様におもわれているのかな?

大鷲を呼ぶ事は出来るか?聞かれたので知りません

と答えその後も大鷲さんの質問が続きやっと解放!


今日は疲れたなぁ、お金も少し有るから宿に泊まろう

と思ったけど無理だった、ボロボロの服に汚れ

ハーフエルって事もあるんだろうね、クスンクスン涙が…

仕方ないから、壊された家に向かい…トボトボ歩く

家に着きボロボロのベッドに座る、上を見ると半分程天井が無く空が見えた、涙が止めどなく流れてくる

何で?どうして?お父さん、お母さん何で死んじゃったの?何で私1人残して…うわぁぁぁぁん

1人になってから、初めての大泣きしそのまま寝た様だ

朝起きても目が真っ赤で少しだけ痛い


壁からドンドンと、こんな所に尋ねて来る人が?

ドアだった場所に行くと、叔母さんがいた


あら、人が尋ねて来たってのに何?その酷い顔は、って元からだったわね、そんなアンタでも役に立つ事があったのだから驚きだわ、ほらコッチに来な!

グイッと腕を引っ張っられる(い、痛い)

煩いねぇ、サッサと出てきて挨拶しな!このグズ!!


ほぅ、この娘か?あの魔獣と親しくしていのは


はい、この娘です、これで宜しいでしょうか!出来ればお約束の物を頂きたいと思うのですが……


ふん、一応はお前の身内なのであろう?良いのか?


はい、こんな混血は身内でも何でも有りませんよ

この後はこの娘に何があっても構いませんので

ご心配無く、居なくなって清々していますよ

しかもお金になってくれるんで助かりますよ


なら良い、金を受け取ったら去れ!!


さてハーフエルよ、貴様にやって貰いたい事があるが

その前に、なぜ私が貴様の様なハーフエルフを買ったのかだが、王命があったからだ!

王からの勅命である、あの魔獣を飼い慣らすのだ!!

そうでなかったら、ハーフエルフに魔獣等といった

穢らわしい奴ら等に構うものか


ふん、今日の所は準備もしていない、それよりも早くこんな所から撤退するぞ、さっきから臭くて叶わん

おい、メイドに言ってこの亜人に普通の服を着せろ

一緒に居る私まで汚らわしく見えてしまう

服を着せたら残り物でも何でも食わせて寝かせろ

明日には魔獣を呼び寄せて、可能なら捕獲する


御屋敷に連れて行かれ、直ぐに風呂に入れられた

何回もメイドさんに頭を洗われた

その後に綺麗な服を着せられ、食事をし部屋に通され

寝かせられた

私はずっと泣きっ放しだ、好きでは無かった叔母にも酷い事を言われた、悲しくて仕方なかった

そして、いつの間にか寝て朝なの起こされた

今日は、門の前で大鷲さんを呼べと命令された

私が呼んだからって来るか分からないのに

この人達は大鷲さんを利用する事を考えている

私はその為に貴族様に売られて生かされてるの?

もう、頭の中も真っ黒になってくる、何もかも嫌になってきちゃうよ


馬車から降ろされここで、大鷲さんを呼べだって

呼べって言われても、どうやって呼ぶの

大鷲さんは、頭の中に直接話し掛けてくるけど……

私は…私もやってみようかな

(大鷲さん、大鷲さん聞こえますか?)

暫く念話?って言うのを試してみたけど返事は無いよ

2時間くらい過ぎた頃に、貴族様が

おい、いつになったらあの魔獣はくるのだ?何時までこの私を待たせるのだ?どうなっているのだ!!


怒鳴られても私には分かりませんしか言えない

これだから亜人と魔獣など相手にするのも馬鹿らしい

おい亜人、今日中に魔獣が来なかったら腕1本だ!

そして、明日も来なかったら腕を切り落とす

次の日は足で、その次は残りの足だ!分かったか!!

最期は貴様の汚い首を切り落とす、覚悟して呼べ


私の命の期限が決まったみたい

今日から、腕や足が無くなって行くみたいね

最期は首だって!ふふふもう希望も無いみたい

涙も枯れちゃいそう

まだ、空は明るいけど…陽も傾いてきてる

私の腕…どっちか無くなるのね右?左?どっちかな?

きっと痛いよね、視界が涙で滲んで来る

袖で涙を拭って念話を試す(大鷲さん大鷲さん)

辺りはシーンと静かだ、誰かが石を投げてきた

早く呼べよ!と大声で煽りながら石を投げる、それを皮切りに数人の者が石を投げ出した、その中には叔父と呼ばれる者もいた、薄ら笑いながら石を投げつける


幾つかが体に当たり(痛い)少し出血をした

亜人の癖に赤い血を流してるぞ、穢れた血だ!


いい頃合いかとニヤッと笑い、声を上げる

静まれぃ!貴様らはこの私の職務を邪魔する気か

邪魔するなら結構だが、魔獣が来なかった場合、その者にも責任は取って貰うぞ!それで良いなら石を投げるがいい!


私は立って居られなくなり、座りながら念話を続ける

貴族様が側に来て私を蹴る、何を座っておるんだ?

呼ぶ気が無いのなら今すぐにでも腕を切り落としてやるぞ

私は首を振る(嫌です)

ならば、さっきと立って呼べ!!

陽が落ちて暗くなった、最後の方で立って居られなくなり倒れてしまったから、引き摺られる様に馬車に乗せられ御屋敷の地下に連れていかれた


騎士の1人を呼び寄せ、ある命令をした

この亜人の腕を1本切り落とせ!騎士は驚いてたが

何、人だと思うから躊躇するのだ!安心しろコイツはハーフエルフだ中途半端な亜人、穢れた存在なのだ

遠慮することは無い、お前の好きな方を斬れば良い

(い、嫌、やめて、嫌ーーっ)

数人の騎士達が左腕を伸ばした状態で押さえ付ける

口に猿轡をされ目も塞がられた(嫌嫌嫌やめて)


ザクッ!!(ギャァァァァーーッ)左腕が宙を舞う

私の左肩から先が無くなり血が噴き出した

騎士の1人がポーションを振りかける、そしてヒール

血も止まり傷口は塞がったが、痛みは続いている

(痛いよ~痛いよ〜お母さ〜ん痛いよぉ〜)

ふん、満足に魔獣も呼べんとはな、金貨5枚の価値も無いな、魔獣を呼んで捕獲したなら安い買い物だったが

無駄金であったか、コイツをベットに連れて行け

明日こそ魔獣を呼んで欲しい物だな

(グロウ様、この亜人ですが少々血を流し過ぎです、明日の業務に支障が出るかと)

何?そうか?ふーむ明日は休むか?いや明日も続行だ

(宜しいので?下手すれば命の危険も有るかと)

構わん、死ねばそれがこの亜人の運命だっただけだ

それにコイツは人では無い、エルフの血が混ざっているのだ、簡単に死んだはせんだろう


明日も同じ時刻に出発する、そのつもりで準備を!


次日も念話が届く事は無かった

そして次の日も次の日も!ついに私は頭と体だけ

もう一切の感情も薄れてきていた

石が頭に体に当たろうと痛いという反応も薄れて来たこの頃には念話もしなくなり、ひたすらに貴族と住民

叔父、叔母を呪ってやりたい、って思いだけ

そして陽が落ちて、ついに私の最後の時が来た


周りの住民、その中に叔父叔母が居た

私と目が合ったが逸らさずに笑っていた、周りの人達も、唯一門番の人だけが哀れんだ表情をしている


貴族グロウが周りの騎士を呼ぶ!

数人の騎士が私を立たせ抑える、何せ私は足も腕もないから立つことも出来ない、騎士が首を切り落とし易い様にしたんだろうね


おい亜人、最後に言い残す事は有るか?

………………………………

ふん、もはや口も開かぬか、ふふふっならば最後だ

恨むなら、ハーフエルフを産んだ親か、それに生まれた自分の不幸を呪うが良い


(お父さん、お母さん、私頑張ったよ、いっぱい頑張ったけど…やっぱり私には無理だったみたい、ごめんなさい)


騎士が剣を引き構える、グッと力が入った


シュッ!空気を切り裂く音がした



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