第98話:沖縄へ行こう!
「ひゃっほーい!」
飛び出せ青春! というわけでキラのブローギアを使って空間転移をした俺たちは、日本に不法入国をしていた。パスポートを持って東京まで船で運んでもらうのも面倒だったので、一足飛びに沖縄へ。既に高級ホテルは用意してもらっていて、とはいえさすがにホテルでパスポートの有無を確認されることはないだろうという、誰に向かっての言い訳なのかも分からず。だが那覇についてホテルにチェックイン。全員でホテルの部屋で水着に着替えて海へ。ちなみにメンバーはドリームチームだ。
星崎キラーン。
二江キワミ。
壱岐尾クレナイ先生。
斑鳩マスラオ。
とここまではいいのだが。
「あらあら。日差しが強いわね」
「お母さん。日焼け止めクリーム塗るっすよ」
「こういうリア充系は苦手であります」
香鳴さん家のキレイさんとカレンも来ていた。あと朝路辺イイト。
女子より男子の方が着替えは簡単に済むので、先に俺とマスラオがトランクス型の水着を着て、浜辺へゴー。そうしてパラソルを立てて海を眺めながら屈伸運動をしていた。
そうすると現れたのは、まず星崎キラーン。淡色のビキニ姿で、奇麗なボディラインがそそる。マジで股間が沸騰しそうだが、それは言わない約束だぜ。
次に二江キワミ。パレオ付きの花柄ビキニ。沖縄の雰囲気に合致した派手目の柄がとっても素敵。しかも成長途上のEカップ。おっぱいがバインボインで動くたびにゆっさゆっさと揺れる。俺が鼻の下を伸ばしていると、グイとマスラオが俺の頬をつねった。しょうがないだろう。男には女子に見惚れる瞬間というものがあるのだ。
さらに三番目に現れたのは壱岐尾先生。何をトチ狂ったかスクール水着を着用しており、胸元のネームプレートに「くれない」とひらがなでプリントされている徹底ぶり。ネタだというならこれ以上俺から言うことはないが、それにしてもネタすぎるだろ。まぁいいか。その「くれない」と書かれたネームプレートが爆乳のせいで歪みが生じ、ヒロインの中で最もおっぱいのデカい壱岐尾先生がスクール水着を着るという……この異常さよ。
四番目と五番目は普通に現れた。キレイさんは赤いビキニで、カレンはワンピース。キレイさん……経産婦だというのに体のラインが崩れておらず。壱岐尾先生にも負けていないバインボインがビキニになってゆっさゆっさと揺れており、まさにエロの権化。そのまま一夏のアバンチュールを楽しめそうなほどエロエロなエロティック。いいようなぁバツイチって。まぁ既にもういただいてはいるんですが。
「うー。あたしが一番胸ないっす……」
悔しそうにしているのはAカップのカレン。ワンピースはよく似合っているし気にすることはないと思うが。あと無いとは言っても本当に無いマスラオに比べればいくらかあるんじゃないか?
「オワル? 何か失礼なことを考えていないか?」
「滅相もございません」
俺は冷や汗を流しながら、とりあえずこの場を誤魔化す。
「オワルー。なんで自分まででありますかー」
最後に現れたイイトは水着を着ておらず。泳ぐ気は無いらしい。俺の差したパラソルの日陰でタブレットを起動させ、もはや趣味というかレゾンデートルになっているプログラミングに精を出している。沖縄まで来て高級言語打ち込む女子がいることに驚くが、まぁサイバーテロリズムことアサルトヘイトにはこれは平常運転なのかもしれないな。
「よっしゃー。泳ぐぞー」
とか言いつつ、俺はちゃっかり浮き輪を装備していた。笑いたい奴は笑えばいい。浮かないんです。俺の身体。ついでにナマコを踏んで大騒ぎしているカレンを見つつパシャパシャと浮き輪付きで泳ぐ俺。
「こういうのもいいな」
鮮やかな泳ぎで俺に追いつき、そうして浮き輪に手を付けて、一休憩するマスラオ。
「でもなんで俺だけ男?」
いや、俺も男だが。
「オワルはいいんだよ。ハーレムの主なんだから」
「まさか水着着るためだけに女になるとか申さんよな?」
「それは夜のお楽しみに取っておく」
がんばれマスラオ。お前がナンバーワンだ。
「なーに男同士で乳繰り合ってんの? BL?」
で、海で泳いでいるとキラも参戦してきた。
「墓穴掘ってないか? 大丈夫か?」
俺はちょっとキラが心配になってしまった。
「別にいいんだけどねー。マスラオは可愛いし。オワルが攻めなら文句ないよ」
「男の俺とするのか?」
そういうのは薄い本だけにしてくれ。
「っていうかキワミにしろ壱岐尾先生にしろ香鳴キレイさんにしろおっぱい大きすぎない?」
それを俺に訴えられてもな。
「Cカップあるだけマシだろ。俺なんてAAAカップだぞ」
「逆にマスラオはそれが武器じゃん」
「まさか自分の胸が没個性とか恵まれた立場から不満を言うつもりじゃあるまいな?」
「だって周りは爆乳ばっかりだし」
「カレンについてはどう思うんだ?」
「キレイさんの娘だから育てばワンチャン……」
俺も実際にそう思っている。
「ほらー、やっぱり没個性だよー」
「十分魅力的だから心配するな」
「本当にそう思ってる?」
「美乳の香り染み付いてむせる」
「あっちも大きくなってる?」
「まぁ生理現象として仕方がないというか」
「だったらよかった。ところでなんで香鳴さん家のメンバーも連れてきたの?」
「日頃お世話になってるからな。お礼も込めて」
「出すの私たちだけどねー」
「だから言ってるだろうが。別に出してもいいんだぞ?」
「だいじょーぶ。この前米国で暴れているメターマン討伐して五千億稼いだから」
ああ、そう言えば米国の国際魔法少女基金への最低入金は百億ドルだったな。日本円に換算して魔法少女に半分渡すと五千億円になるわけだ。
「なわけで、海で泳ぎ終わったらソーキそば食べに行こうね」
「それは健全な提案だな」
「後は何かなー」
「壱岐尾先生とキレイさんはハブ酒とかいいんじゃないかな?」
「ネタモノってわかってるけど……あの二人だと美味しそうに飲んでいそう」
わかる。どんな酒も美味しそうに飲んでいるイメージ在るよな。
「……旦那様」
で、派手目の水着を着たキワミも俺の浮き輪を掴んで合流してきた。
「……もう……星崎さんと斑鳩さんとイチャイチャ」
「しちゃいけないって法律はないだろ」
「……そうですけど。……嫉妬してしまうんです」
「まぁ三日ほど滞在するんだ。お楽しみはこれからってことで」
「……夜の事情も?」
「お前さえよければな」
「……旦那様と一夏のアバンチュール♡」
「オワル。私も。私も」
「俺も俺も」
「じゃあちゃんと相手してやるから」
「えへー、楽しみ」
「……是非とも旦那様のアレで貫いてください」
「俺もTSするからな!」
そこを疑っているつもりは無いわけだが。




