第89話:キレイさんは、とても奇麗
「あれ?」
朝、天日干しにしていた洗濯物が消えている。これは……と考えているとキレイさんが訪問してきて雨の気配がしたので勝手に取り込んだ、と謝られた。むしろ俺にしてみれば「ありがとうございます」なのだが。
「畳んでおいたから。そのままタンスに入れておいてね」
いいよなー。キレイさん。男運が無いけど女性としては完璧も極まる。パイオツもお尻も大きいし、なのにウェストはスラリと細い。男であればだれでも欲情する。よくもまぁ彼女を放置して逃げ出したな。キレイさんの元夫。俺だったら一生かけて守るのに。
「オワルちゃん。何か食べたいものある?」
「キレイさん」
「それは夜のデザートに♡」
クスリと笑って蠱惑的に挑発してくる。こういうところが大人の女性って感じ。
「じゃあ生姜焼きが食べたいです」
「じゃあ材料を買ってくるわね」
「一緒に行きましょう。荷物は持つんで」
ハーレクイーンの時のエッチ衣装もそそるけど、普段着のキレイさんもそれはそれで奇麗だ。ホント。早くいただきたい。
「豚と玉ねぎと……生姜はあったはずだから、野菜サラダ用の……」
俺の家の冷蔵庫の内容まで把握しているらしい。ちょいちょい恐ろしいな。キレイさん。
「じゃあお会計に行きましょうか」
「あ、出しますよ」
「いいの、これはわたくしの我儘なんだから」
プニッと俺の鼻先を押して苦笑するキレイさんを見ると、それ以上何も言えなくなる。
「せめて荷物くらいは持たせてください」
「男の子ね♡」
そりゃキレイさんに重いものを持たせる奴は男じゃない。
「キレイさんの生姜焼き……楽しみだなぁ」
「心を込めて作るからね。楽しみにしていてちょうだい」
「うっす。ありがたくいただきます」
そうして近場のスーパーから家まで帰る。
「ところでカレンとイイトはどうしてます?」
「元気に暮らしているわよ。カレンは学校でもオワルちゃんのお世話になっているんでしょう?」
「まぁ懐かれてはいますね」
「相手してくれてありがとうございます」
「それについてはお互い様ですよ」
俺も苦笑してしまう。
「イイトちゃんもわたくしのご飯は口に合うみたいで」
「キレイさんの手料理は超美味しいですから」
「あらあら、ありがとう」
「本音ですよ?」
「ならもっとありがとうね」
そうして我が家に帰ってきて、そうして今日のメニューはキレイさんお手製の生姜焼きになるわけだけど。その前にキレイさんが服を脱いだ。シュルリと衣擦れの音がして全ラになるキレイさん。大きいパイオツと奇麗なピンク色のポッチ。もはやエロの権現とでも言うべき姿だが……何故?
「裸エプロンは嫌いかしら?」
「大好きです」
脊髄反射で答えてしまった。返答に要した時間は一秒の半分。しかもそれがキレイさんの裸エプロンともなれば金を積んでも拝めない希少な光景。俺への信頼の証というか。そもそも俺が香鳴母娘を買ったんだが。
「料理中でも好きにしていいからね♡」
「じゃあ背中から眺めています」
「お尻が大きくて困っちゃってるのよね」
「そういうところも最高です」
俺は性欲を持て余しながらグッとサムズアップ。元人妻の裸エプロン。しかも爆乳で安産型。これ以上のご褒美が地球上のどこにある?
「じゃあちゃっちゃと作っちゃいましょうか」
そうして背中からお尻にかけてエプロン姿なので無防備にさらし。背中越しにも見える胸チラが俺の股間をホッキ貝にしてしまう。このまま襲いたい。滅茶苦茶にしてキレイさんに俺の味をわからせてやりたい。だが我慢だ遠藤オワル。まずはキレイさんの手料理を食べるのが先決だろう?
そうして出来上がった料理を見て、俺は男泣きに泣いた。一人暮らしの高校生にお隣の元人妻が手料理をふるまってくれる。コレナンテエロゲという気分だ。
「お口に会えばいいんだけど……」
「口の方を合わせますので」
そう言って飯を食って一口目。生姜の香りと炒めた玉ねぎの甘味。豚肉の旨さが融合して極上の味になっている。
「美味い。超美味い……」
「あらあら、そんなに喜んでくれるなんて」
ガツガツと生姜焼きを食って、ご飯も同時に食べる。サラダでビタミンを摂取して、最後に味噌汁を一気飲み。
「ごちそうさまでした」
パンと一拍。マジで最高に美味しかった。
「それじゃあオワルちゃん……ご飯の後は運動しないと……ね?」
裸エプロンのまま、俺の食事風景を見ていたキレイさんだったが、性的事情で興奮しないわけもなく。意外とキレイさんって大胆だったりムッツリだったりする。でもその技術の高さは経験豊富なのでリードされて俺は何度も勉強させていただいている。
「活ホッキしているオワルちゃんの♡ 見せて♡」
「まぁ俺のでよければ」
「もう今は色んな娘としているのよね?」
「まぁバーゴストライクとは」
「ちゃんとできてるのかしら?」
「好評ではありますよ」
あの四人は俺にエロい写真で脅されて仕方なく……とか言いながら、それを言い訳に楽しんでいる節がある。
「おばさんだって嫉妬しちゃうんだからね」
「キレイさんはまだ若いですよ」
ウェストも細いし。
「おっぱいは壱岐尾先生に負けるけど……」
「僅差じゃないですか。それにあっちは奴隷ですから。キレイさんみたいにリードしてくれる女性はとても素敵です」
「あら、じゃあまずは挟んであげましょうか♡」
「是非ともお願いしたく……」
「わたくしもね。もう色々とグショグショなの♡」
畜生。それを聞くだけで俺のブツは一割強化される。キレイさんの身体ってとても気持ちいいからな。
「ギンギンね♡」
「そりゃキレイさんに挑発されたら男は誰でもこうなりますって」
「じゃあいただきます」
前前前ギした後、俺とキレイさんのシルエットが重なって、ご飯の後のカロリー消費。健康維持のための運動をする。ぐしょ濡れのキレイさんはとても魅力的で、恥じらいながら、
「あまり見ないで♡」
とか言われると、男としてのストッパーがぶっ壊れてしまった。
「さすがね。もう立派な紳士ね。オワルちゃんは♡」
「全部キレイさんのおかげですよ」
あながち間違っていないのも事実なんだよな。こんな奇麗で魅力的な経産婦が俺のおせっせの指導をしてくれる時点で、俺の中のオスは幸せ絶頂なんだよなぁ。南無。




