第73話:東京ネズミーランド
「ピースピース」
とある日曜日の事。バーゴストライクこと四人の美少女(誤謬はあるがあえて訂正しない)に誘われて、俺は東京ネズミーランドに来ていた。キラ、キワミ、クレナイ、マスラオはネズミマスコットの耳を模したカチューシャをつけてテンション爆上げだった。
「オワルも楽しもうよ」
恥はかき捨てるものであるので、俺もそのカチューシャをつけていたり。ネズミーランドの着ぐるみ店員さんと写真を撮ったり、自撮りでピースしたり。あとはアトラクションに乗って楽しんだり。なんかたまにここに遊びに来るカップルは別れると聞くが、そもそも俺と四人の関係はカップルでいいのか? まぁとはいえ恋人同士のデートスポットでもあるし、ナンパの類がないのはありがたい。まさか女をナンパするためだけに男だけでネズミーランドに入園する猛者もそういないだろう。いたら逆に尊敬する。
「もしかしてアトラクション全部回るのか?」
「もち」
「……行きましょう……旦那様」
「ご主人様。こういうのは楽しんだ者勝ちですよ?」
「俺はオワルと一緒ならどこでもいい!」
四人とも俺と東京ネズミーランドに来ていることに嬉しがっているらしい。まぁたしかにこういうところで遠慮するのもそれはそれで空気を読めていないというか。
「あ、マッカーさんだ」
なんというギリギリの名前。そうして五人で園内を回り、詐欺を想定してもおかしくない値段の昼食を食べ、しかもそれを全部女性側に支払わせる俺の鬼畜ぶりよ。
「壱岐尾先生のお尻って安産型だよな」
「触ってみますか?」
「夜のホテルでな」
専用のホテルも予約している。それも最上階のいい部屋を。金額? 聞くな。
「アウトスタグラムにアップしよう」
「俺は出すなよ?」
「俺の女アピールしてくれていいのよ?」
「……星崎さん……旦那様はボクの」
「ご主人様。先生が大事ですよね?」
「俺が一番の幼馴染だよな?」
「はいはい全員好きですよー」
こういう論争は決着がつかないので、流すに限る。散々アトラクションで遊んだ後、日が暮れて。パレードを見たいという四人の女の意見に負けて……と言うほどでもなく俺も見たかった。東京ネズミーランドも久しぶりだし。そうして夜遅くまで楽しんだ後、ホテルにチェックイン。俺たちはそれぞれの個室を取って、豪勢に部屋を満喫するかと思いきや。
「オーワルッ♡」
まず真っ先にキラが来た。ネグリジェ姿の色っぽい服装で。まぁ別に俺もここまで来て何もないと思えるほど危機意識が低下しているわけでもないので、それはいいとして。
「ん♡」
キラの情熱的なキスに俺も応える。そうしてシャワーでも浴びるか、という話になり、二人でシャワーを浴びる。もちろん俺の珍宝は活ホッキだ。
「オワル♡」
目の前にある女体に手を付けられない理由がない。とはいえだ。ここでは幸せ家族計画が用意できないので本番は無し。でもまぁ楽しむ方法は色々あるし。あくまで運動の話な!
そうして汗を流した後、キラをベッドに押し倒すと。
「……旦那様?」
「ご主人様ぁ?」
「オワル~?」
ほか三人も参戦してくる。
「いや、据え膳を食わないのも空気読めてないかなって」
「……それはそうですけど」
「でしたら先生でスッキリしてください」
「俺だってオワルに抱かれたいんだからな?」
俺の周りの女子って何でそういう思想なわけ? ハーレクイーンとシークイーンもそうだが。スクール水着仮面二号も、一号に惚れているとか言っていたな。あれはあれで異例だが。TS百合って需要あるか?
「じゃあ全員でするか」
あくまで運動をな!
「オワルぅ♡」
「……旦那様♡」
「ご主人様♡」
「オワル♡」
全員が俺を求めてしなだれかかってくる。そうして俺のものを欲しがって前前前ギをして俺のアレを取り合い、そうして尻を向けろと言うと四人とも発情して尻を向ける。それぞれ気持ち良さに違いがあって興味深いんだよなー。
「じゃあキラから」
「ああ♡ 入ってくる♡」
もちろん俺の優しさがキラのハートに入ってくるって意味だぞ?
「あ♡ あ♡ あ♡」
そうしてキラと愛し合っていると、スマホの通知が。このタイミングで? と思っているとキラのブローギアがこの場に現れる。つまり国際魔法少女基金に入金があり、今日の出動は堕星少女スタッブスター。キラの事だ。要するに。
「オワル♡ フィニッシュして♡ その後で出動するから」
世界の危機より俺のフィニッシュかよ、とツッコミたい気分だが俺も今更止められない。
「キラ……ッッッ!」
そうして二人して運動を行っていい汗をかいて一息つく。そうして。
「ドレスティック・コンバータ起動」
魔法少女になったキラは事件現場へ急行する。今日のメターマンは蝙蝠型。まぁブレスは吐くんですけどねー。
「……旦那様」
「ご主人様」
「オワル」
で、これを好機と受け取った三人が俺に群がる。一人一人相手をしてもいいが、どうせだからハーレムを味わおう。どうせホテル代も四人に支払ってもらうわけだし。一応スマホは起動させてスタッブスターの戦闘は見ている。相も変わらずグラビティレールガンでメターマンを追い詰め巨大化させ、ストナーブラックホールで重力特異点まで鎮めこむ。そのエネルギー運用だけででたらめだ。まぁ俺の脳を中心とするコネクトーン・ネクサスが技術の中心にあるのだが。
マスラオが俺にキスをしてきた。男にキスされるのも考え物だが、今のマスラオは女体だ。ちっぱいもそれはそれでいいもので。
「アンダーも金色なんだな」
「悪いか?」
「いや、むしろ興奮する」
「えへぇ♡ オワル♡」
「ご主人様。先生のも見てください♡」
「……旦那様♡ ……もう我慢できません♡」
「ちなみに旦那様って呼んでるが、キワミは俺の正妻になれなかったらどうする気だ?」
「……側室になります」
ノータイムで答えやがったよ。
「そんなに俺が好き?」
「……旦那様に恥ずかしい姿を撮られて逆らえない可哀想な女子がボクだから」
それをどこかで喜んでいるキワミがいて。っていうか四人ともそうなんだが。
「東京ネズミーランドも中々いいですね」
花火も上がるしな。
「あ♡ あ♡ オワルの♡ 激しっ♡」
「……旦那様……素敵です♡」
「ご主人様。堕ちた聖職者にお仕置きを……♡」
そうして三人と走らないマラソンをしていると。
「こら、オワル! 私のいないところで三人とイチャイチャとー……」
お前とは一番最初にやっただろうが。文句をつける箇所があるか?




