第46話:色々とバレる
「ふう」
そうしてバーゴストライクを焚きつけて、そのまま自宅に帰還。
「ドレスティック・インバータ」
そうして魔法少女同様にスクール水着を解除する。これもギアの一つだが、一応スクール水着仮面二号ことミズキはここにはいない。彼女は無雲帝国に移籍したばかりで、ついでに部屋も用意してあった。彼女の裸を見たくもあったが、このまま余計なことになるよりマシだ。
「しかし本当に女体だな」
シュクールミジュギを解除して、元の服装に戻るまでの間、俺は女体で全裸だ。ちなみに貧乳。特に意識して小さくしたわけでもないのだが、逆に大きくする理由も見つからなかっただけだ。そしてインバートが完了して、ラフな服装に戻る。股間を確かめるとブツもある。それにちょっとだけホッとして、それからワクワクしながらスマホを見る。
「グラビトロンウェイブ!」
「……ブーステッドアクセル」
「ファイヤーボール」
「エレキショック」
で、スマホでバーゴストライクのチャンネルに飛ぶと、四人が横須賀基地で、空母の米軍と戦っているのが見て取れた。もちろんコメントは大盛り上がりだ。魔法少女は戦争に加担しない。しかも米軍を救護することが目的。その最適解として実力で米軍を黙らせる。戦争反対派は喝采し、魔法少女に理想を持っているファンたちは歓喜した。そうして米軍をねじ伏せて、空母を機能不全に追いやり、最終的に空母を人質にペンタゴンに無雲帝国侵略を止めよと政治的な圧力をかける。第七艦隊ではバーゴストライクには勝てない。そう思わせたのだ。米国政府は無雲帝国への核融合技術の開示を迫るとともに、軍事的な動きに関してはその一切を放棄する、ということを書面にした。
これが単なるバーゴストライクの裏切りなら話は早いのだが、世界事情的に鑑みて、人口十万人の島国に空母で迫るという絵面の悪さ。技術提供を強要して断られたら軍事行動。大統領がそれを肯定し、ペンタゴンにも反対意見はなかったという傲慢。すべて米国への批難材料となった。
「無雲帝国よ。核融合技術の開示をせよ」
もちろん皇帝である俺が頷くはずもなく。それはそれで後刻のことだ。それよりも今から始まるワクワクに胸を躍らせている俺がいた。座敷部屋。そこで湯呑で茶を飲みながらスマホのカメラを向けていると、部屋に魔法陣が四つ現れた。だいたいご近所さんを呼んで法事が出来そうな微妙な広さの座敷部屋だ。そこまで広くないが、魔法少女四人程度なら余裕で入る広さの座敷部屋。そこに魔法少女四人が現れ、そして四人が手に持つブローギアがシステマティックに音声コールを出す。
「「「「ドレスティック・インバータ」」」」
瞬間、四人の魔法少女のドレス姿が光子となって消え、全員が全ラになった。もちろんおっぱいも――――も丸見えだ。
「いいねえ。いいねえ。いいですねぇ」
バーゴストライク四人の全ラ動画。俺のお宝映像にしよう。もしかしたらスマホを破壊されるかもしれないけど。
「オワル」
「……旦那様」
「ご主人様」
「オワル」
キラ。キワミ。壱岐尾先生。マスラオ。四人が全ラで俺の名前を呼び、それから互いを意識する。
「「「「……………………」」」」
圧倒的静寂。
バーゴストライクの仕事は終わった。ドレスティック・インバータをするために俺の部屋に転移した。までは良かったが、互いに全員の魔法少女のドレスティック・インバータの場所が俺の部屋とは思っていなかったのだろう。
「オワル?」
「……旦那様?」
「ご主人様?」
「オワル?」
また俺の名前を呼ぶ四人。だが今度は言葉にトゲが混じっていた。なんで他の三人まで俺の部屋にいるのか。そう四人が等しく思っているらしい。何で、と思われても、そういう仕様だからとしか言いようがない。
「ねえ! オワル! これはどういうこと!?」
全ラで俺を問い詰めるキラ。まぁ言いたいことはわかるが、おっぱい丸出しだぞ。お前。
「……旦那様……説明を求めます」
さすがにこっちはEカップの御胸。ユッサユッサと揺れている。
「っていうか星崎さんと二江さんと斑鳩さんが魔法少女なんて……そもそも斑鳩さん……男ですよね」
「ソレを言うなら壱岐尾先生は少女じゃないよな?」
「ぐ……」
痛いところを突かれた表情の壱岐尾先生。
「もしかして今までもオワルの部屋で魔法少女全員が全ラになっていたの!?」
「その通りでございます」
言い訳するのもめんどいので、俺はちゃっちゃと頷いた。
「じゃあオワルは私以外の魔法少女も全ラ写真撮って脅していたと!?」
「その通りでございます」
コピペ返答。あとおっぱいはともかく――――は隠せ。いい映像が撮れたので、そこでスマホのカメラをオフにして、それから選り取り見取りのおっぱいと――――を眺め。そうしてドレスティック・インバータが終わり。全員は私服になった。うーん。もったいない。もっと眺めていたいが、お宝映像も撮れたし、今回はこれくらいで満足しておくか。
「あの……ご主人様。つまり先生以外とも関係を持っていたと?」
「「「ご主人様!?」」」
他三人が驚く。
「ん? ああ。学校外では壱岐尾先生は俺のメスブタだから」
「はい♡ ご主人様に忠誠を誓います♡」
うっとりとした表情で、俺を見つめる壱岐尾先生。
「オワル~? それはちょっとさぁ」
「……旦那様……浮気」
「オワル。そんなにおっぱいが好きなのか?」
大好きっす。
「だからしような。俺のメスブタ」
「そう言えば本場フレンチに連れて行く約束でしたよね。喜んでください。知っているかもしれませんが約二兆円儲かりました。いくらでも贅沢できますよ?」
まぁそれを言ってしまえば国際魔法少女基金に七兆五千億円入っているわけで。おおよその金の流れは俺とは切り離されていながら、間接的に俺のモノだ。もちろん俺の口座と繋げるほど馬鹿な真似はしないが。やっぱり最後にモノを言うのは金だよ金。お金のことじゃなくて黄金な。ゴールド。原子番号79番。
「ではご主人様。参りましょう」
「ちょっと待ったー!」
ちょっと待ったコール。もちろんキラだ。
「そもそも教師が生徒の奴隷になるとか!」
「ご主人様は先生に屈辱と快感を与えてくれるお方ですから。メスブタとしてのおまたが濡れてしまいますね♡」
「オワルはそれでいいの?」
「こっちから拒む理由が無いのはその通りだな」
「……旦那様……お相手ならボクがしますから」
「本当か? キワミ?」
「私だって」
「俺も!」
「「「マスラオは無理でしょ」」」
「残念だったな。魔法少女に変身中は俺も女体なんだよ」
「まさかそれで……?」
えーと。しましたが。何か?
「オワル見境無さすぎない?」
こんなに可愛い魔法少女が四人もいて全ラ写真を撮って脅せるのだ。エッチなことに使わなくてどうしろというのだ? むしろ使う他ない! というわけで。




