第39話:二江キワミの場合
「ほわー」
さて、キラの悩みを聞いて、それから東京のグランドホテルに顔を出す。ドレスコードがあるんじゃないかというくらい格式の高いホテルだ。まぁ言ってしまえば高級ホテル。俺はそこで悩んでいるキワミと相対していた。
「……旦那様」
旦那じゃないんだが、まぁそれはいいか。
「どうかしたか?」
「……魔法少女が……戦争に使われるかもしれないんです……」
血を吐くような思いで言っていることはわかるんだが、既に知ってるんだよなー。
「で、究極少女アルテミストは参加するのか?」
「……せざるを得ない……というところです」
基金としても魔法少女の総動員は願うところだろう。というか、そうしなければメターマンを相手に戦えない。侵攻先は無雲帝国。つまりキワミの住んでいる独富島だ。同島に住んでいる民にしてみれば、盛大な裏切りだろう。
「じゃあキワミはどうしたい?」
「……人を殺したくないです。……それにお父様もお母様も独富島にいる」
そこに米軍が侵攻をするという。メターマンからの護衛が魔法少女の仕事とはいえ、メターマンを排除すれば米軍は嬉々として無雲帝国を侵略するだろう。
「じゃあ守ってやれよ」
「……無雲帝国を? ……米軍を?」
どっちも、だ。
「……どういうことですか?」
眼鏡越しに、キワミは俺を見つめる。やっぱ可愛いよなぁ。二江キワミ。三美姫と呼ばれるだけはある。
「米軍を止めることが双方の被害を食い止めること。そうは思わないか」
「……でも魔法少女は今回米軍に雇われて……」
「だがいわゆる人命の救護が目的だろ? であれば最もスマートなのは?」
「……米軍に侵攻を止めさせること」
「魔法少女は戦争に加担しない。そして人命の救護が最優先。とすれば、何をすればいいのか。大体わかるだろ?」
俺がそう言うと、
「…………ッ」
キワミは俺の胸に飛び込んできて、そのままキスをした。
「……ありがとう……旦那様」
「戦争なんて馬鹿げているんだよ。人命救護最優先なら、契約に違反しない」
「……ですよね」
「悩みは払拭できたか?」
「……旦那様……大好き♡」
「俺もキワミは好きだぞ」
俺がそう言うと衣擦れの音がした。シュルリ、と。そしてパサッとキワミのドレスが床に落ちた。
「キワミ……さーん?」
「……やっぱりボクは間違ってなかった。……旦那様こそお仕えするにふさわしい御方」
愛らしい顔。手入れの行き届いた髪。豊満な胸。くびれたウェスト。安産型の尻。全部が見えていた。
「……旦那様。……大好きです♡」
「いいけど。親御さんの許可は取っているんだろうな?」
「……旦那様に恥ずかしい写真を撮られて……服従しない女なんていないと思います」
あながちいると思うぞと言えない自分が憎い。
「その、キワミはいいのか?」
「……旦那様に全てを捧げます」
「家も何もかもをか?」
「……旦那様が欲しいと仰るなら」
「俺はお前が欲しい」
「……旦那様♡ ……ご命令ください♡ ……ボクは何をすればいいですか?」
「じゃあ――――を広げて――――を弄りながら、ついでに――――を弄べ」
「……はい♡ ……旦那様の仰る通りに♡」
そうして夜が更けていく。最高級のホテルで、俺の命令を聞くキワミ。その淫靡さに俺のモノも大興奮。このままお預けだと気が狂いそうになるので、謹んでキワミを弄ることにした。
「あ♡ あ♡ あ♡ ……旦那様のが♡ ……ボクのせいで♡」
――――しているキワミが俺の反応に嬉しそうになる。
「舌を出せ」
「……はい♡」
口からベロを出すキワミ。そのキワミの舌を、俺の舌が舐め取る。
「……旦那様ぁ♡ ……エッチすぎますよぉ♡」
「キワミの舌を俺の舌で舐めているだけだ。何もエッチなことはしてないぞ?」
「ん♡ ちゅ♡ ッ♡ ……旦那様の舌使い♡ ……とっても興奮します♡」
互いの舌に纏わりついた唾液の交換。淫靡に唾液の跳ねる音が響く。
「キワミの唾液は甘いな」
「……旦那様のも……興奮する味です」
「――――も続けろ」
「……はい。……旦那様にだけ。……無様な姿を」
Eカップの巨乳が揺れる。まさに圧巻だ。
「キワミの身体はエッチだな」
「……ぜーんぶ旦那様のモノですよ?」
「それは……ありがとうと言えばいいのか?」
「……旦那様の正当な権利です♡」
そうして舌を絡ませているところから、そのままキスに移行。
「……恥ずかしい写真を取られたボクを脅して好きになさってください♡」
「じゃあここで――――は出来るか?」
「……ああ♡ ……本当に旦那様はドSなんですから♡」
単なる興味本位に一票。
「今度はメイド服でやろうな」
「……はい♡ ……旦那様に精一杯尽くさせていただきます♡」
「お前が戦争に参加する必要はないんだ。お前はお前の魂に恥じないやり方で魔法少女として人命救護をすればいい」
「……そんなことよりぃ♡ ……旦那様ぁ♡ ……お慈悲をぉ♡」
すっかり俺に夢中らしい。
「なんなら魔法少女プレイとかするか?」
誰もが憧れる究極少女アルテミスト。その本物とイチャイチャできるのだ。これはちょっと興奮する。いや、ちょっとは嘘だけど。
「……来なさい。……ブローギア」
ブルーローズィック・ギア。略称がブローギアだ。
「ドレスティック・コンバータ」
そうして二江キワミは究極少女アルテミストに変身する。豊満な身体が魔法少女の衣装に包まれる。
「……正義の魔法少女アルテミストが……これから旦那様に抱かれます♡」
「俺でいいのか?」
「……旦那様だからいいんです♡ ……究極少女アルテミストは旦那様にだけご奉仕する忠実な女の子ですから♡」
「ん……」
その究極少女アルテミストにキスをして、ベッドに押し倒す。
「……旦那様♡ ……ボクの全部……味わってください♡」
「お前がそれでいいならな」
「……とても光栄です♡ ……旦那様に滅茶苦茶にされることが♡」
だったら遠慮はいらないな。俺とキワミのシルエットが重なる。




