表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女の変身解除シーンの場所が俺の家になってる件  作者: 揚羽常時


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/35

第23話:最後の魔法少女の正体


「むぐ」


 今日は週末の休みの日。俺はお隣の香鳴さん家から貰った煮物をおかずに、米と味噌汁を食べていた。どっちもインスタントだが。しばらく一人でモグモグと飯を食っていると、スマホから通知が来て、今日のメターマンの情報が現れた。今回はロシアで暴れているらしい。まぁよくぞ覚悟をしたものだ、とは思ったが、思ったより人というのは頭が良くないのかもしれない。今回のメターマンはカマキリ型。腕の代わりに鎌が生えており、本来ならそれは獲物を捕まえるためのモノのはずだが、メターマンとなったカマキリはその鎌でコンクリートを切り裂いていた。もちろんブレスも標準装備。


「さーてそうすっと」


 ドローンカメラはリアルタイムで、そのメターマンの暴虐をライブで動画に出力していたが、これがまたネット民には大うけで。


『バカだなぁ』

『わかる。バカ』

『懲りろよ』

『言うてやるな』

『無雲帝国に反逆とか……』


 日本の独富島を独立させて一国家と承認させた無雲帝国。言葉は日本語だし、金は日本円だが、まぁそれはそれとして。国際魔法少女基金に入金が行われたのだろう。


「……そこまでです」


 お。大きいおっぱいに可憐な瞳。今日の魔法少女のドレスはゴシック系。


『キター!』

『俺の推し!』

『アルテミスト!』

『おっぱい大きい!』

『さすがだぜ!』


 そう。究極少女アルテミストが、今日はメターマンを討伐するのはアルテミストらしい。既に辺りはボロボロだ。ロシアの都市部が甚大な被害を出している。無雲帝国に逆らおうとするからそういうことになるのだが、それは言わぬが花なのだろう。俺はスマホでアルテミストの戦いを見ながら、ついでに飯を食う。ちゃんと朝食をとるのも大切なことだ。


「うーん。キレイさんの煮物は美味しいなぁ」


 うまうま、と食べながらスマホのアルテミストを見る。すでに相手の攻撃を斥力で封じ、一方的に攻撃を繰り返す。パワーレールガンを叩きつけて、メターマンを追い詰めていく。


「SHAAA!」


 メターマンも鎌を振るって切り裂こうとするが、アルテミストの絶対領域の前にはなすすべなく封殺される。


「……ブーステッド・ジャッジメント」


 さらなる攻撃を、と鎌を振るうカマキリ型メターマンを超音速で加速させる。それは大気摩擦で高温を発生させ、そのまま焼き滅ぼせればよかったのだが。中々そう言うわけにもいかず。


「ISYAAA!」


 まぁ毎度は毎度で毎度のこと。カマキリ型メターマンが巨大化した。別にそれいいんだが。アルテミストが負けるとは思えないし。


「……パワープリズン」


 斥力で囲った檻。あるいは牢屋。そのまま魔法少女のステッキ、ブローギアを構える。


「……ファイナリティマジック」


『キター!』

『やっちまえ!』

『これぞ必殺』

『アルテミストハァハァ』

『終わりだ』


 ネットも沸騰しているらしい。


「……ホワイトホール……インパクト」


 カッと閃光が奔る。無制限のエネルギーがパワープリズンの内部から発生し、無限の熱量が巨大化したメターマンを焼く。


「ふう」


 そうしてメターマンは塵へと還って。


「……ピスタキオン・サルベーション」


 さらに魔法を行使するアルテミスト。超光速粒子が因果を逆転させて、都市をメターマンの破壊から修復する。まさに魔法だ。


「それで、こうなるわけだ」


 もちろんオチは読めていた。俺はキレイさんの煮物を食いながら、白米を美味しく食べていたのだが、魔法少女のドレスティック・インバータはこの部屋で行われる。転移のための魔法陣が畳敷きの屋敷に現れて、俺の視界の中で究極少女アルテミストがドレスティック・インバータで普通の女の子に戻る。


「ほー」


 現れたのは独富学園の三美姫の一角。二江キワミさんだった。キラとは比較にならないおっぱい。それでもキレイさんや壱岐尾先生には勝てないが。それでもEとかFはありそうなおっぱいだった。その彼女はドレスティック・インバータで全ラになり、その様を俺に動画で撮られていた。


「ナイスですねー」


 自分の全ラが動画として残る。それは女子には屈辱だろう。俺には関係ないけど。


「……えーと。……遠藤さん?」


「おう。俺だぞ?」


 スマホで二江さんの全ラ動画を撮りながら答える。


「……何をしているので?」


「二江さんのラを撮っている」


 他に何しているか解釈あるか? しかしまさか三美姫が全員魔法少女だったとは。


「……私のラって貴重?」


「まぁ貴重だな。俺としてお珍宝が活ホッキ」


「……ボクのラで興奮する?」


「超するぞ」


「……そっかー」


 何を納得したんだろう。


「……遠藤さん」


「何でしょう?」


「……今日の夜、……時間ある?」


「まぁ予定はないが」


 昼からはマスラオと遊ぶ約束をしているが。夜は予定ない。


「……じゃあ空けておいて。……ボクに予定を使って?」


「構わんが、何をするかだけ聞いても?」


「……親に遠藤さんを紹介する」


「…………えーと……それって」


「……婚約しよう? ……遠藤さん……いえ……旦那様」


 そうくるかー。


「……お父さんから言われたの。……旦那以外にラを見せるなって」


「それで俺にラを見せたから、俺が旦那だと?」


 それもそれでどうよ。


「……遠藤さん……オワルなら……ボクも文句ない」


 さり気に俺をオワルって呼んでるし。


「……オワル……ボクの旦那様になって?」


「この歳で婚約というものな」


「……でも……ボクのラを撮った。……脅して好きにして?」


「していいのか?」


 スマホのカメラを収めて、それからまた食事を再開する。


「……御飯中だったの?」


「まぁ。こうなることは予想の範疇だったというのか」


「……旦那様。……あなたに全てを捧げます」


「じゃあチューとかできるか?」


「……旦那様が望むなら」


 つまりできるわけだ。


「……キス……ですよね?」


「したくないならしなくていいぞ」


「……大丈夫です。……できます」


 そうして、二江さんは俺にキスをした。


「……旦那様。……これからボクはあなたの妻です」


 なんか厄介なことになってきているような気がするが、気のせいか? これ。


「っていうか、二江さんは俺なんかでいいのか?」


「……ボクの事はどうかキワミ……と呼び捨ててください」


「キワミね」


 究極少女アルテミストに相応しい名前だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ