第117話:ブライダルドリーム
「新郎、結論少女ユニバーゴ。あなたはここにいる堕星少女スタッブスター、究極少女アルテミスト、太陽少女オーバーサン、罠娘少女ダーンディアナを、病める時も健やかなる時も……富める時も貧しき時も……妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」
「誓います」
「新婦、堕星少女スタッブスター、究極少女アルテミスト、太陽少女オーバーサン、罠娘少女ダーンディアナ。あなた方はここにいる結論少女ユニバーゴを、病める時も健やかなる時も……富める時も貧しき時も……夫として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」
「「「「誓います」」」」
今俺たちが何をしているかと言えば結婚式だ。悲報なのか朗報なのか。とにかく結論少女ユニバーゴが生きていたことが世界中にバレて。ヒューマニティキャンサー……人類ガンに認定されたユニバーゴをどうするか。世界中で議論が巻き起こったが、まぁソレはソレとして。既に俺のベタ惚れの星崎キラーン、二江キワミ、壱岐尾クレナイ先生、斑鳩マスラオは、俺から離れるのが嫌だと言い、付き合って恋人になろうと言った。で、それに対して俺が「じゃあ結婚するか?」と聞くと、ヒマワリのような笑顔で肯定してくれた。
そんなわけで婚約指輪と結婚指輪を一緒に買って、両方彼女らにプレゼントし、そうしてさすがに遠藤オワルと他四人が結婚するのはマズいということで、無雲帝国皇帝の結論少女ユニバーゴがバーゴストライクを嫁に貰うという方針で解決した。もちろん同性婚かつ重婚ではあるが、そこは皇帝権限でオッケーとなった。そうして新郎の俺が女体ながらタキシードを着て、バーゴストライクの四人はドレスティック・コンバータでウェディングドレスを着ている。そして俺が四人の左手の薬指に結婚指輪をはめ、四人が俺の左手の薬指に結婚指輪をはめ、さらに誓いのキスをして、無雲帝国は喝采に沸いた。
無雲帝国皇帝が嫁を取ったのだ。女性同士ということを加味しても喜ばしい事には違いない。そうして世界中でその結婚式が配信され、
「結論少女ユニバーゴが光落ちした」
とか、
「魔法少女の百合てぇてえ」
とか、
「男に取られるくらいなら結論少女ユニバーゴがめとってくれた方が世界は平和だ」
とか、そういう意見が散見された。いや、俺は男なんだがな?
そうして式が終わると、今度は披露宴に行くわけだが、立食パーティーで島民……というか帝国民がほぼ参加していた。そりゃタダメシとタダ酒がいただけるなら参加するか。流石に十万人をアイドルのライブも出来ない独富島で専用にホールやドームを作るわけにもいかず。晴れていることを良い事に、外での立食パーティになっていた。俺と俺の妻であるバーゴストライクが手を振ると、国民は嬉しそうに沸いてくれた。もちろん披露宴への参加は自由だし無料。金は全部こっちで出している。今日という日のためにホテルマンやコックは総出で雇い、一般人が心地よく食べ、飲み、楽しめるように計画を立てたのだ。
「ユニバーゴ陛下万歳!」
「皇妃バーゴストライク様方万歳!」
俺と結婚するのだ。バーゴストライクは皇妃という扱いになる。そうして飲めや騒げやの披露宴が終わり。
「やはり無雲帝国皇帝のユニバーゴ様はお美しいな」
「皇妃のバーゴストライクの御方もお美しくございます」
「彼女らが無雲帝国を統治してくださるなら未来は明るいですよね」
やいのやいのと国民は騒いでいた。
「バーゴストライク百合てぇてえ!」
「もしかして結論少女ユニバーゴ陛下は初夜に!?」
「ユニバーゴに――――されてバーゴストライクが鳴くのか!?」
ネットも色々言っているらしい。そっちも好きにすればいいけど。
「ふう」
ドレスティック・インバータ。俺は裸になり、自分の量子的に変換された女体を見る。だがそれも数分のこと。フィニッシュブローギアは、俺を元の服装に変えてくれた。とは言ってもスーツ姿だが。そうして独富島で最も高級なホテルのスイートルーム。まだ島全体は皇帝と皇妃の結婚について沸いているが、それもまぁ好きにさせればいいだろう。
これから初夜だ。
「「「「「「「オワル様♡」」」」」」」
そうして俺がドレスティック・インバータを終えて、スーツ姿でスイートルームに出向くと、七人の乙女が俺を待っていた。全員を紹介すると。
一人目、星崎キラーン。
二人目、二江キワミ。
三人目、壱岐尾クレナイ。
四人目、斑鳩マスラオ。
五人目、須久留ミズキ。
六人目、香鳴キレイ。
七人目、香鳴カレン。
以上、七人だ。もちろんただ待っていたわけじゃない。結論少女ユニバーゴはバーゴストライクを嫁に取ったけど、それとは別に俺と結婚したいという七人の意向を考えて、こういう趣向にした。俺はスーツを着ており、七人の乙女はウェディングドレスを着ている。ただしただのウェディングドレスではない。
全体的に布面積が少ないのだ。だいたい三分の二ラ。身体を隠しているのは三分の一だけで、女として大切なところは全部晒している。こういうエッチな衣装は伝手を頼んでデザイナーに提案してもらったのだが、半ラならぬ三分の二ラのウェディングドレスのエッチさ加減はこっちの想定よりさらにエロく。
ほら、ウェディングドレスを着た美少女ってそれだけで綺麗で神聖に映るけど、そのドレスを着ながら大切なところをほぼラにしている美少女が七人もいれば、それはそれは壮観な光景で。
「今日は……初夜だよな?」
俺が聞くと嫁たちはニッコリと微笑んだ。
「ええ、私とオワルの最初の夜♡」
「……ボクもこの時を待ってた♡」
「先生はずっとご主人様の奴隷妻ですから♡」
「俺も……オワルを満足させてやる♡」
「お姉様♡ あなたに一生かけて贖罪します♡」
「オワルちゃん♡ バツイチのオバサン……貰ってくれるかしら♡」
「お母さんと一緒に先輩を一生愛するっす♡」
ほぼ半ラのウェディングドレスを着たまま、七人は俺にそう言ってくれる。パイオツも――――もフルオープンで、もう我慢ならないと興奮して濡れていた。
「でもこのエッチ衣装どうしたの?」
「高名なデザイナーさんに頼んだ」
ほら、こういうのは妥協したくないじゃん?
「もう♡ オワルはエッチだね♡」
これからたくさんエッチするんだぞ? キラ……。
「……旦那様♡ ……お慕い申し上げております♡」
俺もだよ。キワミ。
「一生仕えさせてくださいね♡ ご主人様♡」
ああ、壱岐尾先生は一生俺の奴隷妻だ。
「オワル……俺♡」
気にしなくていい。過去にも言った通りだ。マスラオはそれだけで魅力的だ。
「一号お姉様……私は……やはり……」
別に許す許さないの話じゃない。俺を慕ってくれれば、それでいい。
「オワルちゃん♡ これからはアナタって呼んでいい?♡」
元の夫よりキレイさんを幸せにしてやるからな。
「先輩♡ あたしの全部……先輩に上げるっすから♡」
ああ、もちろんだ。有難く受け取るよ。カレン。
「ああ、もう♡ このエッチなウェディングドレスのせいで我慢できないよ♡」
まず最初にキラが俺の胸に飛び込んできた。ビーチクもアソコもビンビンで、本当にもう我慢できないらしい。七人とも俺を性的な目で見ているが、さすがに七人同時に迫ったら俺が困ることも分かっているらしい。一人一人、ゆっくり相手をしてやろう。全員俺の嫁で、魔法少女で、スクール水着仮面で、スリークイーンなんだから。
まぁイイトはこういうことには興味ないみたいだけど。
「……出遅れた」
「いいんじゃない? ご主人様は全員お相手してくださいますよ」
「でもさぁ。キラはズルくないか?」
「えへへ。一番槍は貰っちゃうね♡」
嬉しそうにキラはそう言って、俺に情熱的にキスをしてくる。
「愛してるよオワル。私のことを受け入れてくれたあの時から……ずっと♡」
「別に恩義に感じる必要はないがな」
「だから勝手に私が好きになって勝手にオワルのお嫁さんになるの♡ 受け入れてね♡」
努力してみる。まぁ努力なんてしなくても、この七人と幸せになるのはきっと世界一簡単なことなんだろうけど。




