お仕置きです!ぷんすかぷん
「えぇー」
うっそでしょ?
突然罪を暴露した桜に、花子は呆気にとられる。
名探偵顔負けである。
冤罪をかぶせようとしたら、ものほんの犯人だったとは。
そこではっと花子は我に返る。犯人と二人きり花子自身の身が危ないのでは?どうやって目の前の少女を半殺しにしよう?花子は怯えながらも必死に考える。
「しっかしどうしてこの私のような心優しい可愛い女を殺そうとしたの?桜さんは」
そこが大いに疑問なので、名探偵花子は犯人の桜に聞いてみる。
「薫があなたのことばかり見ているからよ」
「え、まじ☆」
「薫は私のものなの。ずっと一緒なの。私以外見るなんて許せない」
桜は爽やかな可愛い感じなのに、中身はとんだヤンデレである。
「でも薫の履物を変質者のように匂いかいでるなんてとんだお笑い草だね。薫が知ったらどう思うかな?」
「ふふ。その前に、お前を半殺しじゃいぃぃいいいいいいいいいいいい!!!」
花子は椅子を持って、桜にとびかかった。
「きゃぁああああああ」
「待って!!」
美しい涼やかな少年の声が教室に響き渡る。
桜と花子は動きを止めて、そちらの方を振り返る。
「薫君!?」
「薫」
二人して驚愕の声を上げる。
そうそこにはなぜか二人が大好き薫君の姿があった。
いや、まさか花子が薫君の上着の匂いを嗅いでいたことバレていないよね?と、冷や汗をたらした。
慌てて持っていたいすを置き、花子はその椅子の上に腰掛けた。
「聞いて、こいつ薫の上着の匂い変質者みたいに嗅いでたんだよ!」
桜が花子の方を指さす。
このアマ。やはり殺すと、花子は殺気立つ。
「知ってたよ。俺は山田さんのこと見てたから」
薫君がそういうので、花子は「え、え?」と薫の方を二度見する。
「俺が花子さんの方をいつも見ていたのは、花子さんを見ていると不安になるからだよ」
薫のよくわからない言葉に、花子と桜二人は首を傾げた。
「どういう意味?」
桜が問いかける。花子も聞きたい。
「昔飼っていた犬に山田さんはそっくりなんだ」
そうよくわからないことを薫君は言ったのでした。薫君は何故花子の方を見ていたのか、説明しだしました。




