これで解決だワン♡
そうよくわからないことを薫君は言ったのでした。薫君は何故花子の方を見ていたのか、説明しだしました。
「俺の飼い犬の白は、山田さんのようによだれたらしながら、いつも俺のことをまるで獲物のように見ていた。俺はその視線にいつも怯えて暮らしていた」
いや、よだれたらしていないよね?私?
花子は念のため高速で制服の袖でよだれを拭く。
「でも白は散歩中の時に、吠える犬からいつも俺を守ろうと、前に立っていてくれた。それなのに俺はどうしても怖い目つきの白を可愛いと思えなかった。でも気が付いたんだ、この学校に来てから。告白してくる女子が皆あの白と同じ顔をしていたことに。
白は俺のこと好きでいてくれたんだ。
白は時々奇声をあげていた。それが特に山田さんにそっくりだったんだ。白は病気でそれからなくなってしまった。あの時白が奇声を上げていたのも病気のせいだったからかもしれない。俺はなんにもできなかった。白を愛して好きでいてあげることだってできなかった。せめて白と似ている山田さんを守ろうと思ったんだ」
「山田さんが犬と似ているってこと?笑える」
桜が腹抱えて笑い出す。
「いや、私奇声あげてないし。種族違うのに、贖罪されても」
申し訳ないが薫君中身がかなり天然というか、あれなのでは?
「いやいや山田さん、さっき椅子で私のこと襲おうとして、奇声あげたじゃんか?」
桜は花子の方を指さす。
花子はさされた指を掴んで折った。
「いったぁ」
「俺の服ならいくらでもにおい嗅いでいいから」
きっと、キメ顔で薫君は、花子の方を見る。なんかひどくね?
「まぁ、犬みたいに可愛いってことだね♡私♡」
「ど・こ・が?」
「桜、君が俺に近づく人に時々危害を加えていることを知っている。もうやめてほしい。桜は俺にとっての大事な幼馴染だから」
「薫♡」
うっとりと桜は薫の顔を見つめる。
「私は薫君の犬だよ♡」
負けじと薫にアピールすることを花子は忘れない。
「とにかく桜、貴様この世界の私を殺そうとしたんだから覚悟しろよ」
殺すと、花子は桜を睨む。
「ふん!」
たいして桜には反省の色は全く見えない。
「桜、俺は君が山田さんのことを階段から突き落とそうとしたのは見た。それは犯罪だ。相手が死ぬかもしれないんだ。やったらだめだ」
「ごめんなさい♡」
「警察行くから、私」
花子がそういうと、桜は土下座で謝ってくれた。
優しい花子はもちろん桜のことを、警察に突き出した。




