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可憐な女子の覚悟

「み、見返すってなんだよ。変なこと言うな」


体をチワワのように震わせながら次郎君は、私のことを鼻で笑う。


「だって次郎君の家族ひどくありません?特にお兄さんとか。なんか次郎君のこと下に見ているというか。初対面の可憐な女子に、酷いこと言うなんて」


「あいつは今度東大にはいるらしい。まぁ、出来損ないの馬鹿だって、俺のことをいつも見ているけどな、俺はどうでもいいんだよ。そんなこと。いい学校は行ったところで、なんだ?家族が馬鹿みたいに喜んで、周囲に馬鹿みたいに自慢することを考えたらくそくだらねぇとしか思えないんだよ。俺に勉強でもして家族を見返せってか?」

物悲し気に、次郎君は笑う。そんな次郎君の顔を見て、花子は悲しくなる。流石世界一やさしい花子である。


「成績と生活態度で見返したいところだけど、残念ながら私は頭がよくありません。勉強なんぞ次郎君に教えてあげられません。けれど花子は世界一可愛い女子です。私ほどの女子を友達にもったら、次郎君は世界一幸せな人間になると思いませんか?次郎君の家族にはこの私ほど世界一可愛い女子の友人はいないと思いますけど」


「なんだそれ?」


げらげら次郎君はわらいだした。

だから花子も一緒になってよくわからないけど、げらげら笑った。


「次郎君は今日から私の友人ですから。拒否しようが逃げようが、追いかけるから」


きっぱり宣言する。


「いや、怖いんだよ!」


なんか次郎が叫んでいた。


授業をさぼろうとする次郎にヘッドロックを決めつつ教室に送り届け、花子は一人便所に行こうと階段を降りようとしたとき、背後から突き飛ばされて階段から滑り落ちた。


「きゃ」

滑り落ちた瞬間、花子は前から走ってきた薫に抱き留められた。


「山田さん、大丈夫」


花子は薫に抱きしめられた状態で、体が腕の中にある。なんとなく花子はくんかくんかと薫の体臭を吸っておいた。


「だ、大丈夫だ」


なぜか変な言葉になってしまったが、殺されかけた花子はどうようしていた。まさかまだ次郎の両親とやらに命を狙われているのか?

どうにかしないといけないとと、花子は覚悟を決めた。


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