喧嘩別れ
その後琴音と次郎が素っ裸で抱き合っている写真が花子のもとに送られてきた。花子はニコニコ笑いながら、写真を握りつぶしつつ、同時にほっとしてげらげら笑い転げた。
今日花子は次郎と夜ご飯を一緒に食べる約束をしているので、花子はとびっきりのおしゃれをして出かけた。
おしゃれなレストランだ。待ち合わせにやってきた次郎はうっとりするほど格好がよかった。
花子は上機嫌で、「これ何?」と、女と裸で抱き合う次郎の写真をテーブルに置いた。
「俺と元婚約者がセックスしている写真だな」
「そうなんだ。浮気だよね」
「そうだな。俺も聞きたいことがあるんだが、お前この間山笠薫とラブホテルから出てきただろう?どういうことなんだ?」
「酔っぱらったうちの過ちです。申し訳ない。はい、それで、次郎君は浮気したんだよね?」
「まぁな。この写真を俺の兄貴に送っておいた」
「なんで?露出狂?」
「面白そうだろう?」
にやりと次郎君は凶悪に笑う。
「確かに」と、花子は深く頷く。
「俺は浮気は許せないたちなんだ」
「奇遇だね、私も」
「お前兄貴の元にいったろう?あいつに胸触らせたそうじゃないか?」
「そ、それはですね」
「大方山笠薫にはめられたんだろう?あいつ琴音とつながっているからな」
「琴音って?」
「俺の元婚約者の名前だな」
「そう」
「花子、お前は俺のもんだ。他の奴が触るのなら、そいつを殺す。俺から離れるなよ、花子。自分でもどうなるかわかんねぇんだ。狂いそうになる」
「あ、そうですか」
「愛している、花子」
「私は浮気をするような男は無理です。私は他の女が次郎君に触っただけで、次郎君が嫌いになりました」
「花子」
「次郎君の馬鹿!大っ嫌い!!」
そのまま花子は走ってレストランを出た。




