そんなバナナ
薫君は花子の口にされていた猿轡をはずしてくれ、花子は呼吸が楽になった。
「え?え?E?一体どういうこと?」
訳わからず花子は呆然としてしまう。
「ごめんね、山田さん。俺嘘ついた。おれはそもそも君の同級生梅田次郎の両親に雇われた。さくらだ。梅田次郎を監視するために雇われた」
「え、うっそ!?」
「本当。俺の仕事は君と梅田次郎との仲を妨害すること」
「ちょいまてや!!じゃぁ、薫君の幼馴染の桜って」
「幼馴染だよ、本当の。彼女は邪魔だから途中で退場してもらったけれど」
その山笠薫の言葉に、花子はぞっと、する。
「ま、まさか、桜の子と殺していないよね?」
「・・・・・」
「無言かよ!!」
ショッキングである。花子の頭はパニックだ。
「悪いけど、俺は人を愛する気持ちはわからない。このまま山田さんを殺しても、俺は何とも思わない?どうする?梅田次郎と別れるか、このまま俺に事故を装って殺されるか」
「そこまでする!?普通!!次郎君の両親頭おかしくない?」
「そこまで息子にする気持ちはまったくわからない。でもこれも俺の仕事だから」
そういうと無表情で薫君は煙草をくわえたのだ。
こ、怖すぎる。
花子の答えは一つだ。
「わ、別れます!だからご勘弁を!!!」
「そう。よかった。俺が君を白と同じように大事に思っていたことは本当だよ。殺さなくてよかった」
黒い手袋をしているところがまた怖い。怯える花子。
「このまま君をレイプでもして妊娠させて二度と近づかないようにしろとでも言われているのだけれど、俺はそんなにひどいことはしたくはないから、断るよ」
「今ひどいことしまくってますが。そうしてくれると助かります!」
花子は怒りでぶちぎれていた。




