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空から降るのは殺意の矢


つーかこんな可憐な乙女を怖がるなんて何考えとるんじゃい!とぷんすこ怒りながら山田花子は学校の花壇の水やりに行く。

花子は花が好きだった。飲んだくれで人の話を聞かない父親や、そんな父親にべったりな母親よりもな。

すこし感傷気味に花子はなるが、そんな花子の頭上に何か降ってくる。


「ふひ!」


慌てて花子はよける。頭上に振ってくるのをよく見ると、それはなんと矢だった。


「な、なんで矢が空から降ってくるの!?」


「山田さん!大丈夫」


山笠薫が走ってやってきてくれる。


「山笠君何でか知らないけど、矢が空から降ってきたの!花子怖かった♡」


「どうして矢が?」


「分からない」


まさか本当に梅田次郎の両親が花子の命を狙っているなんてことがあるのかと、花子は冷や汗をかく。


とにかく花子は梅田次郎の家に行くことにした。


やってきた梅田次郎の家は豪邸の屋敷だった。金持ちかよと、花子は舌打ちをして、家の呼び出し鈴を押そうとした時、家のドアの門が勝手に開いて、中からサングラスをかけたごつい背の高い男が出てきて、花子に向かって頭を下げた。


「ようこそ。山田花子様、奥様がお待ちでございます。っこちらへどうぞ」

 

花子は案内されるまま半ば強引に部屋の中に入ってのだった。


「初めまして、私は次郎ちゃんの母親の梅田紅子と申します。あなたが山田花子?うちの可愛い梅次郎ちゃんに乱暴した?」


美しいショートカットの女性が白いソファーの上から、花子のことを睥睨するので、花子はだらだら冷や汗をかく。


梅田次郎のあほはどうやら花子のことをチクったらしい。


「私は梅田君に乱暴したことはありません」


「見え透いた嘘は私には通用しないわよ。あなたのクラスには私が潜り込ませた監視人がいるのよ。あなたが次郎のクッキーを貪り食い地面に踏みつけたのは聞いているわ」


「いや、あれは私のクッキーです」


「口答えは許さないわ。私とダーリンにかかればあなたなんて消し去ることなんて簡単なのよ。命が惜しいのならば次郎ちゃんに誠心誠意謝罪することね。そうすれば許してさしあげることよ」


すっげーやばい親である。花子の両親もそうだが。


「謝罪します。もちろん謝罪します!」


そう花子は長いものに巻かれる派だった。


「そう。いいことね。次からは次郎ちゃんに逆らわないようにね」


「はい!イエッサー!!」


ビシッと花子は敬礼したのだった。こうして花子はなんだかようわからんが、梅田次郎に謝罪しに行くことになってしまった。



しっかし地面も大理石だし、天井も大理石でできている家だ。なんか寒そうだなと、花子は無駄に大きい家を見ながら、梅田次郎の部屋の前までやってきた。


「次郎ちゃん?次郎ちゃん、私謝罪しにやってきたわよ」

そうなぜか部屋の前にあるインターフォンで思い切り花子は叫ぶ。ついでに鼻くそをほじる。


「うるせ!!」


不機嫌な様子の次郎が思い切り勢いよくドアを開ける。そのドアは花子の顔面にあたり、花子は後ろに倒れて、意識を失った。


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