最後は一人だから考える。
短いです。
いやなにこの茶番と思ってしまったのだった。
だから花子は言った。
「違うよ、薫君」
「山田さん」
「人は生きるも死ぬも最後は一人なの。それが分かってないと、人生だめにする。桜さんは薫君のことが好きなんだよね?」
「そうよ!」
「桜さんは何のために生きているの?薫君を思い通りにしたいから?」
「違う!」
「人を脅してまで自分の思い通りにしたとしても、桜さんがのちのち苦しむだけだと思う人は生きるも死ぬも一人なの。それは孤独でもあり、自分自身で最後は考えなきゃいけないからなの。私を殺しても、桜さんはどうにもならないことに苦しむだけなの。
薫君がどうしても桜さんと付き合いたいのならば、少し呪うかもしれないけど、私は諦める。けど脅されていうのは、違うと思う」
まぁ、花子は桜を抹殺したいが。
久々に花子は長く言葉を吐いたので、つかれる。
「薫君は桜さんのこと好きなの?」
「うん。多分」
「分かった」
さようなら、薫君。桜をぶっ殺したいけど、仕方がないね。花子は涙をぬぐって、その場から走り出した。
その晩「馬鹿やろぉおおおおおおお」と叫ぶ少女の声が近隣に響き、苦情がいったそうな。
花子は八つ当たりに親友次郎についプロレスの技をはめてしまい、土下座で次郎に謝った。
こうして花子は薫君に振られたのだった。しかし、何年たっても花子は薫君のことが忘れられず、次郎に言われて花子は薫君に告白することにした。




