表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/48

君は俺がいなくても大丈夫って、何が大丈夫なのか?


 花子は薫君との別れ際、連絡を交換した。

そうして花子は薫君との初デートを終えて、家に帰宅した。なんか薫君とのデートは照れ臭くって、目を合わせられないままで終わってしまった。

 なんだか浮かれたような気分で、花子はぼんやりしていると、薫君からのメールで『おやすみ。またね』という言葉がきたので、花子はベッドに突っ伏して悶絶したのだった。


花子は学校に登校して、教室でなんだか薫君と顔を合わせられなくて、てんぱっていると、目の前にやり珍もとい、加瀬譲次がやってきて、花子の前で土下座した。

「勘弁してくれ!!」


土下座して大声で叫ぶので、花子は教室中の生徒の視線を一身に集めて、焦る。


「な、なにやり珍、じゃない、加瀬君?土下座なんてやめてよ」


なんか花子自身が悪いことをしているように見える。


「君からもらったチョコレートのはいった髪が捨てても捨てても、俺のベッドにおちている。もう勘弁してくれ!!この通り、俺が悪かったから」


「ちょちょっとやめてよ、誤解されるから。わ、私加瀬君のこと好きでも嫌いでもないからね!!」


花子は薫君の視線が気になる。


「何でもするから、勘弁してくれ」


「何でも?」


何でもすると加瀬に言われて、花子はいいことを思いつく。


「加瀬君って、恋愛得意だよね?」


「ま、まぁ、多分」


「その、好きな人にどう告白したらいいか今度教えて」


「もちろん。それで呪わないでくれるなら」


「やだな加瀬君、呪いだなんて冗談きついよ。はは」


花子は暢気に笑っていたが、加瀬の顔色は真っ青だった。



加瀬君に告白の仕方を教えてもらい、薫君に告白しようと張り切っていたら、ちょうど薫君から連絡があった。

薫君が近くの公園でまっているということだった。


もしかして告白かな?と、うきうき気分で花子は待ち合わせ場所の公園に言ったのだが、そこに待っていたのは包丁を持っていた桜の姿と、両手両足を縛られている薫君の姿だった。


桜はにんまり笑うと言い放つ。


「今あなたが死ぬか、薫と金輪際関わらないで生き残るか選んで」


そんな言葉に、花子は固まった。


めっちゃ怖ぇ


「私は本気だから」


桜は本気らしい。

さぁ、どうする花子。あまりの出来事に、花子は硬直した。


「桜もうやめてくれ!」


薫君が叫ぶ。


「ごめんね。薫。私薫のことが好きなの。山田花子を選ぶなら、私も死ぬから」


「こんなことしなくても、俺は桜のことが特別だよ」


「幼馴染としてでしょ」


悲し気に桜は笑う。


「本当に俺は桜のことが大切なんだ」


「嘘」


「本当だよ」

「もう私のことなんて怖いでしょ!」


「怖くないよ。俺は本当の桜を知っているから。ずっと俺が桜のこと守るから。山田さんごめん。俺、桜のこと放っておけない」


薫君の苦悶の表情に、花子は・・・。


いやなにこの茶番と思ってしまったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ