バレんタイんデーのチョコの行方☆
バレンタインデーのチョコを必死に探す花子は、結局花子のチョコを見つけることはできず、一人教室に戻ってきた。
そこには花子の必死に探していたチョコを、ばりばり食う加瀬やり珍がいた。
「なにしてんじゃああああああああ!」
花子は暴力は反対で行けないことだとわかっていたが、つい加瀬の頭を殴ってしまった。
「いってぇ!なにすんだよ?このビッチ。お前みたいな生意気な女俺は嫌いなんだよ」
嫌な顔をして花子の方を見る加瀬。
いつもの女どもにやさしい顔をするいつもの加瀬とは違う、花子を嘲るどえらいあくどい顔をしている。
「はぁ?どういう意味ですか?」
「俺は顔がいい」
「目が点」
「女どもは俺みたいな男が好きなんだ。お前みたいないかにも興味がないですって顔している女は皆優しくしてれば、すぐにまたを開くね。俺に生意気な口をきいてんじゃねぇよ、花子」
「ちょっと顔を近づかないでくれます?確かに花子は世界の花子で、いろんな方に好意を持たれてしまうのは当然ですけど、加瀬君のことはこれっぽっちもミジンコほども興味が本気でないです」
「このアマ、犯したろうか?」
加瀬君は花子の胸ぐらをつかんだ。
花子は怯えて震えあがる。
どうしよう?
この勘違い男になにされるかわからないと、花子はか弱いので怯える。
花子怖い。
「か、加瀬君はイケメンだと思います。多分」
「多分じゃねぇよ」
見ると加瀬の口の端に、花子のチョコがついていた。花子はそのチョコの残骸を見た時に、花子の時が止まった。
「あの、何故私のチョコを食べたんです?」
「はぁ?」
「あれは大事なチョコだったんです。大事な人に渡すはずだった」
「ああ、うまかったよ」
にやりと加瀬は笑うので、花子は顔を覆って泣いた。
「あれは大事なチョコだったのに。ひどい。
呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる。返せぇえええええええええええ」
花子は髪をかきむしり苦しいうめき声をあげだす。
常軌を逸した花子の様子に、加瀬はすくみあがる。
「え?」
「覚えてろよ、加瀬。お前を呪ってやるからな」
花子は「ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひっ」と、狂ったように笑う。
それから花子は髪の毛をいれた手作りチョコを、毎日加瀬の席の中に入れた。
そうして何日たってからか、加瀬君は土下座して花子に謝ってくれた。
加瀬君は本当は優しい人なんだと、花子は微笑んだ。花子ほど美しい少女の前では皆優しい心に目覚めるのだと思った。
花子は優柔不断でいろんな愛やら恋を年中している。正直、博愛主義者である。けど薫に渡せなかったチョコがこんなに切なくなるなんてと、花子はため息をついた。
まずは親友の次郎の家族のことを考えなくてはなと、花子は切ないため息をついた。




