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いつか来る、もしかしての未来
大人になった次郎と花子は待ち合わせて、一緒にバーに酒を飲みに来ていた。
大人になった今でも次郎は花子の大人友達だ。
花子はずっと彼氏がいなくて、一番のイケメンだった山笠君が忘れないでいた。花子は飲みまくって、薫君に会いたいと、ぐずっている。そんな花子のことを、苦笑いを浮かべていた次郎はふと口を開いていった。
「ずっといってなかったが、俺最近彼女と別れたんだ」
「へ」
「俺さ、結構お前のこと好きなんだ。もし一生独身なら俺が貰ってやってもいいぜ。おまえのこと」
「いや、次郎の両親強敵じゃない?無理。死ぬ。ただでさえ次郎の両親に私恨まれているから。それに私薫くんのこと好きだから」
薫君は桜さんと付き合ったらしいが、桜さんの束縛が激しく命の危険があったため、わかれたらしい。また花子にチャンスがめぐってきたのだ。
「諦めろ。この話もどうせうちの両親が盗聴しているらしいから、お前にすぐに話が行くだろうな」
「っまだあの、ばば、いえ、次郎君のお母さん、次郎君の周辺あさってんの?」
「そうだからあきらめろ」
次郎は手を伸ばし、花子のことを抱きしめた。
この先どうなるかはわからないが、花子はまったく正直次郎にはときめかないが、悪いけど少しだけ次郎と一緒にいるのも悪くないかもしれないなと、そんなことを思った。




