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96.バーカ

「ばーか」

「あほ!」

「なんでこんなこともできないの?」


訓練から罵声を浴びせる花の声が響いてくる。


「うぅ」

「ごめん...」


陽葵のか弱い声が聞こえた。


「ごめんじゃないよね?」


「はいっ、」


「これは、陽葵のためなのに」

「なんで、」


「なんで、」


花は、ゆっくりと右を振り向いた。


「なんで」

「私が陽葵にこんなこと言わなきゃいけないのよ!」


花の向いた先には


夢描と司がいた。


「俺は、陽葵にそんなことは死んでも言えない」


「じゃあやってやろうか?」


花の声が怖い。

これは、怒っているな。


「ってことで」

「私と花がじゃんけんして」

「花が負けたんじゃん」


「それは、そうだけどさぁ」


花は、その場で崩れた。


ポンッ


花の肩に手を置いたのは陽葵だった。


「ごめんね」

「私のためにこんなことさせて」


陽葵は、陽葵に心を痛めていた。


自分のために花がこんなことをしなければいけないからだ。


「陽葵は、私に謝りすぎだよ」


──────


「も、もう無理」


最初に倒れたのは陽葵ではなく花だった。


「花!?」


本当だったら疲れているはずの陽葵は、ピンピンだった。


「もう休憩しよう」


夢描も、今度は止めてくれた。


「私もう少し頑張ってみようかな」


陽葵も、やっぱり元気にはしてるが魔法を使いたいのだろう。


「わかったじゃあ先戻ってるわ」


3人は陽葵を置いて先に帰って行った。


シュンッ


「ただいまぁ」


「あれ?今回花の訓練だっけ?」


空は、あまりにも疲れている花を見て言った。


「いや、実はさーー」


「あぁ、」

「なるほどね」


空は、くすくす笑いながら言った。


「だってさぁ」

「友達にそんなこと言っても」

「楽しくなんかないし」


それは、そうだ。

悪口を言って楽しむのは全然気分がいいものでは無いはずだ。


「あとさ、陽葵全然」

「悲しそうとか怒りとかそんな感情みせてないの」

「それは、逆に辛い」


陽葵は、いつもは感情的に思ったことを思った通りに言う


でも、今回ばかりはそうではなかった。


まるで、


自分でもそうおもt


「もういいだろう」

「多分陽葵も焦っているんだよ」

「あれでも」


司が無理やり話を止めた。


「そうだよね」


「じゃあ陽葵が帰った時多分疲れてるだろうし」

「お風呂の準備してくる!」


花は、お風呂場へ向かっていった。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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