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91.夢描の怒り〜本人ですら信じられない〜

「このぐらいだったら」

「どうかな?」


夢描が、過去魔法を魔法陣にかけた。


...


「まだか、」


魔法陣の色が変わらないのはこれで5回目


どうやら、この魔法陣は結構昔に壊れてしまったらしい。


「もっと、飛んでみたら?」


花が言った。


「分かった。」


過去に戻れば戻るほど魔力を使う量も増えていく、

そして、今も結構な魔力量を使って過去に戻していた。


だから、なるべく壊れる前のギリギリを攻めたい。


「じゃあ10年分遡るか」

「過去魔法」

往昔顕現(おうせきけんげん)


魔法陣の上に半透明な白い時計が現れた。

その時計に書かれた1、2などの数字を逆走するように針が走った。


カチッカチッ


と秒針が反時計回りに進む。


魔法陣の周りの土も魔法の効果でどんどんと鮮やかに変わっていく。


ただ、魔法陣は、今だなお光がなく薄暗い。


「えぇ」

「もう!」

「なんかイライラしてきたんだけど」


夢描が、ムスッとした顔で言った。


「もう少しだから」


陽葵が、落ち着かせようとした。


「もう、いい!」

「過去魔法」

時環の逆行(じかんのぎゃっこう)


ビュンッ


魔法陣の上にでてきたはやはり時計だった。

でも、どこか違う。


時計がふた周りほど大きくなっていた。

そして、時計に書かれている数字がローマ数字に変わっていた。


夢描が怒り任せに唱えた魔法は初級魔法や中級魔法とは違う唱え方だった。


「これは、」


司は、珍しく驚いていた。


「えっ?」


夢描も適当に言った魔法が発動したことに驚いていた。


そんな2人を置いて時計はものすごいスピードで時間を巻き戻していた。


10年前――


20年前――


...


50年前――


...


100年前――


ボワァン


魔法陣が、元の青い光を取り戻した。


この時代を境に魔法陣は、壊れたのか


時計はようやく動きを止めてスっと姿を消した。


「うっ、」


そう思った瞬間


立っていた夢描は、倒れた。


「なに、これ」

「全身の魔力が吸われたみたい。」


夢描は、魔力切れの人に出る手の震えや顔色の悪さがあった。


たしかに、夢描が使った。


時環の逆行は、いつものような魔法とは違った。

規模の大きさが


「それもそうだろう」


司は、冷たく言った。


「どういうこと?」


空が質問した。


「お前が今使ったのはな」


「――上級魔法だからだよ」


司の口から思いもよらなかった言葉が飛び出してきた。


夢描が、国でも使えるものが少ないと言われている上級魔法を

苛立ちから、使えるようになった。


「...上級魔法?」


夢描本人もまだ信じられていなかった。


「あぁ、」

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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