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73.まじかよ〜その言葉訂正するまで...〜

ガァンッッ...


「キャッ、!?」


夢描が叫んだ。


陽葵が、楓をかえすために魔法陣へ近ずこうとした時魔法陣をを覆うようにして太い木が倒れてきた。


「誰が、」


陽葵は、辺りを警戒しながら見た。


だが、何も聞こえない。

人の歩く音、魔獣が狂ったように暴れるような叫び声。

不思議なほど静かだ。

さっきまであんなに騒がしかったのに、


「ま、」

「帰れなくなってしまったからな」

「先に進むぞ」


司が言った。


「この木をどかせばいいんじゃないの?」


空が正論を言った。

たしかに、いきなり木が倒れるなんてこの森は恐ろしい。もう少し準備を整えてからでもいいはずだ。


「俺も退かすの手伝うし」


健一が言った。


「お前らは、そんな甘い考え方をしてるからいつまでも成長しないんだよ。」


司がずばっと言ってしまった。


「なんだと!?」


蓮が、司の胸ぐらを掴む行き良いで近づいた。


この国の人の成長スピードは知らないが

少なくともここにいる司や花、楓、陽葵以外の22人は、死ぬ気で魔法の練習してきた。


「流石に司、」

「お前でも許さねぇ」

「その言葉訂正するまで俺は、お前の言うことは聞かない」


蓮の目はいつものようなふざけているようなものではなく。怒りそのものだった。


「ふっ、勝手にしろ」


司も、謝ればいいものを


「あぁ、」


蓮は、そう言って司の傍から離れてしまった。


「えっと、」

「司の言い方は悪いと思うんだけど」


陽葵が、言葉を選びながら言った。


「私もこのまま森を進んだ方がいいと思うんだよね。」


陽葵は、そう言った。


「なんでよ?」


未来が、陽葵が司の意見に賛成したことにびっくりしながら言った。


「だって、」

「あれ、多分もう使えないよ、」


陽葵が、ゆっくりと指したのは、木が乗ってしまった魔法陣だった。

よく見れば倒れた反動で一部の草がえぐれて土が見えていた。


「魔法陣って一部でもかけたらもう使えないんだよね?」


確か、前に慎さんからそう教わった。


「なるほどですわ、じゃあ進むしかないわね」


恋歌が、状況を理解して言った。


「確か。この先に」

「予備の魔法陣があったはずだよね?」


陽葵が、司に問いかけた。


「あぁ、だが見つけにくいところにある。」


「で、そこはどこなのよ?」


花が、聞いた。


「それがな、」



「覚えてないんだよ」


「はぁ?」


忘れていたこいつ、


司は、超がつくほどの方向音痴だった。


「でも、色のついた花が咲く大きな木近くに」

「その魔法陣がある部屋の入口があるのは覚えている」


それだけ?

あまりにも情報がない。


「こんな、大きな木がある森で」

「それは、きついって、」


司以外の25人は深いため息をついた。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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