69.「...お母さん」
「このわからずや!」
「はぁ!?」
「あんただって私の言ったこと何一つも理解してないじゃない!」
楓とさやが何やら喧嘩をしていた。
B組のことを好いていない楓とB組のことが大好きなさやはよく対立を起こしっている。
「どうしたの?」
陽葵が、慌てて喧嘩の仲裁に入った。
「楓が、みんなで食べようって買ってきてくれたおやつをひとりで食べちゃったんだよ!」
「直人はしらないよね?」
陽葵は、恐る恐る聞いた。
もし、このことを直人が知ったら...
もっとめんどくさい事になる。
「食べて欲しくなかったら」
「紙とかに書いておけよな」
楓は、怒りを出しながら言った。
「はぁ!?」
「そんなこといちいちできるわけが無いでしょ?」
さやの怒りもヒートアップしてきた。
「なら、食われても仕方ねぇだろ」
楓は、話にならないと言ってどこかに行こうとした。
「はっ、」
「頭がちゃんと働いてる人だったら」
「机にお菓子が置いてあっても食べないから」
「ごめんなさいね」
「頭が働いていない人のことまで考えられてなくて」
「あァ!?」
「ふざけんなよ!?」
「ちょっ」
いよいよバチバチになってきた、
いや、さっきもバチバチだったけど
陽葵は、どうすれば、楓とさやが喧嘩をやめてくれるか困っていた。
「や、やめな」
「うるさい!」
「うっせぇ!」
2人は、同時に陽葵に向かっていった。
「そ、そんなぁ」
陽葵は、一気に2人に怒鳴られたので拍子抜けしてしまった。
「お前ら陽葵になんてことを言ってんだよ!?」
「あ、ちょっ」
まさかのここで司も参戦してきた。
陽葵は、この世の終わりかのような顔をしていた。
「司には、関係ないでしょ?」
やばい、今のさやは誰に対しても喧嘩腰だ。
「あっ、」
「えっと、」
陽葵も、完全にキャパオーバーになっていた。
「3人ともストップ!」
そう言って、3人の喧嘩を止めに入ったのは、
北野 桜だった、
「桜」
陽葵は、ホッとしたように言った。
「楓は、勝手に机に置いてあるおやつを食べない」
「さやは、イラついたらすぐに口が悪くなるのをやめなさい」
「司は、陽葵を庇うのはいいことだけどそれで陽葵を困らせるのはやめなさい」
桜は、一人一人に叱った。
「ごめんなさいは?」
「ご、ごめんなさい」
「悪かった」
「なんで俺もなんだよ?」
司が、おかしいだろと言った。
「司!」
今度は、陽葵が怒った。
「ごめんなさい」
なんとか、喧嘩はおさまることができた。
「おやつはまた買ってきてもらいましょ」
桜が言った。
「お、お母さん」
思わず陽葵の口からこぼれた。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




