↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
251/259

251.穴の向こうには〜あの人だったの!〜

「よし!」

「もうすぐで着くな!」


10人はなんの問題もなく城の近くまで歩いてきた。


「おっ!」

「あれか?」


直人が、指さす方には司の言っていた通り

塀の一部に人が1人入れるだけの大きさが空いた穴があった。


「なんだ、」

「意外と今回はすんなり行きそうだな!」


直人がそんな呑気なことを言いながら穴の方へと歩いていった。


「もう、」

「緊張感ないな」


そういいながらもついて行く9人だった。


「じゃあ行くぜ」


直人が穴の傍まで行き跨った。


「えっ?」

「おい!」


城の中に入った直人が、変なことを叫び始めた。


「直人!?」


そんな声を聞いて慌てて8人も穴をまたがった。


「おい、」

「こっちに来ちゃだめ!」


直人の注意も遅く8人は入ってきてしまっていた。


「う、そ」


そんな8人が見た光景は


「くそっ、」

「離せよ!!」


直人が翼の騎士団に捕まっているところだった。


見つからないと司がわざわざ教えてくれた場所なのに。


「あなたたちは本当におバカさんですね。」


「あなた、あの路地の時の」


陽葵は、ボソッと呟いた。


「それって、私たちが服屋を訪れた帰りに追いかけられた時の?」


「うん」


そういえばそんなことがあった。

何分も走って結局追いつかれて。

でも、なんであのとき無事に帰れたんだっけ?


「あの時は、一瞬のことで分かりませんでしたが」

「マントの少女はあなただったんですね。」

「王女様」


男の言葉で思い出した。

そういえば全く知らない女の人が上から助けてくれたんだ。


「って、あれ陽葵だったの!」


まさかの事実


「やっばりバレてたか」

「さすがに危なすぎて」

「でも、バレたくなかったから隠してたんだよね」


「そうだったんだ。」

「ありがとうね。」


蛍は、ニコッと笑いながら言った。


「そんな危機感がなくていいんですか?」

「仮にも今あなたたちは、捕まっているのに」


「あっ、」


「今、あって言いました?」

「本当にこの人危機感大丈夫ですか?」


男は引くような目でこちらを見てきた。


「まぁ、そんなことができるのも今のうちですけどね。」


「何が言いたい?」


陽葵は、男の発言に顔を顰めた。


「それは、ご本人に説明してもらいましょうか。」

「ねぇ、勇(・)者(・)様」


男は9人の後ろを見ながら言った。


「その呼び方はやめろ」


「...司?」


ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。