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245.キャラ変!?

「それも、晴日さんから情報を教えてもらったみたい。」


「でも、どうやって取り返すんだよ?」


「私たちは、1度城に潜入したことがあるから」

「大体、城の構造は頭に入ってるけど」

「陽葵が、前言ってたみたいに」

「王様が、わざわざ入りやすいように仕向けてたとしたら」

「今回は、一筋縄では行かないんじゃない?」


空の言う通りだ。

それに、王様には陽葵のお母様の奇跡がある。

どこまで、未来を見ていたのかは分からないが

今回のことで城に侵入してくることを知っているかもしれない。


次こそは本当に捕まるのでは?


「正直そこは分からない。」

「でも、協力して貰えるなら」

「それも、」


「でも、俺たちだけでも行けるんじゃね?」


蓮は、簡単にそんなことを言った。

でも、みんな同じ意見だった。


人間と戦ったことは少ないが

今となっては数人でA級の魔獣だって倒せる。


それならもしかしたら王族の兵だって、


「何言ってるの?」


だが、陽葵だけは違った。


「私たちが戦うのは魔獣なんかじゃないの」

「それに、今のみんななら確実に殺される。」

「それも一瞬でね。」


冷たい声。


陽葵は、敵にこの声をすることはあっても決してみんなにはしてこなかった。

それなのに


「正直言って」

「今じゃ100%勝てないよ」


「おい!」

「言い方ってもんがあるだろ!」


一つ一つの言葉に刺がある。


「本当のことでしょ?」


「大体お前が俺たちをこっちに来るように仕向けたんだろ?」


「そ、それは」


言い返すことができない。


図星だからだ。


「それによ」


蓮が、続けて愚痴を言おうとした時だった。


「うっ、」

「ぐはっ、」


陽葵が、お腹と口を押さえていきなり倒れた。


「お、おい」

「陽葵お前血」


口元を押さえていた手の隙間からは

血が垂れている。


しかも結構な量の。


「天!」

「まさかまた!」

「いつだ!なぜ言わなかった!」


司は、そんな陽葵に圧をかけながら問い詰めた。


「ご、ごめん」

「大丈夫だから」


さっきまで吐血を吐いていた人とは思えないほど

ケロッと立ち上がってしまった。


「いや、び、病院とか」


「身を隠してるのに病院なんて行けるわけないじゃん」

「それにこれぐらいどうってことないよ!」


「そんなわけあるかぁぁぁ!」


「えっ?」

「司?」


まさかここでキャラ変?

とか言っている場合じゃなかった。


「話をそらすな!」

「なんでだ?」


「え、えっとね」


「...」


「昨日一人で不帰の森に行って」

「ちょっとS級魔獣と戦ってきました。」


「すっ、」


ばっ、


みんなは、経験を詰んだ。

司が深い息を吸った時は


耳(・)を(・)閉(・)じ(・)ろ(・)と(・)


「ばかもぉぉぉぉん!!!!」



ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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