246.自然の崩壊〜魔獣のレベルの変化の原因は?〜
「ばかもぉぉぉぉん!!!!」
やばいどんどんキャラが崩れていく。
「ご、ごめんなさい」
陽葵もただ事ではないことを察して勢いよく頭を下げた。
「もうなんなのこれ」
「ぷっ、」
「あはは」
1周回って面白く感じてきた。
「で、でもね」
「発見もあったんだよ?」
司の心の叫びにより
陽葵の冷えきった声色はなくなり
いつものトーンに変わっていた。
「発見?」
司は、少しぶっきらぼうに言い放った。
「私ずっと」
「不帰の森の魔獣のレベルの変化に違和感があったの。」
「レベルの変化?」
「うん」
「確かに私がいたことで前よりも」
「A級以上の魔獣の発生は増えてたんだけど」
「ここ最近それが異常なの」
陽葵は、真剣な趣で話した。
「確かに」
「ドラゴンに2回もあってるし」
「ソルは神獣だけど」
「今までそんな上位の魔獣があられたことはなかった。」
それは、確かに異常なまでの変化だ。
「でも、その原因が分かったって?」
「うん」
「私、魔素や魔法の探知があんまり得意じゃなくて」
「ずっと、してこなかったの。」
魔素や魔法の探知ができることも驚きだが
陽葵にも出来ないものはあったのか。
「それで、不帰の森で探知をしてみたの。」
「魔素が多かったの?」
空が、そう質問をした。
だが、陽葵は頭を横に振った。
「その逆だった。」
「この国で1番魔素が薄かったの。」
「えっ?」
普通魔素が多いいところにレベルの高い魔獣が集まるのでは?
「それが、そのレベルの変化にどう関係があるの?」
「これは、きっと自然の摂理みたいなもの。」
「魔獣の中にも魔素に当たりすぎると」
「体の中で対処できず魔素中毒になって」
「最悪は命を落とすの。」
「そんなことが、」
「そして、そんなレベルの低い魔獣を食べる魔獣も必然的に魔素の低いところに住み着くことになる。」
「それが、繰り返されてA級以上の魔獣もってこと。」
なるほど、
レベルの変化の理由はだいたいわかった。
ただ、まだ分からないことがある。
「なんで、不帰の森が他と比べて魔素が低いの?」
「不帰の森から魔素が作られてるんでしょ?」
そうそこだ。
実際自分たちの目で魔素に耐えられず変色していた植物を見ていた。
「それがね」
「私もよく分からないんだけど」
「私たちがよく訓練するところは」
「何故か魔素がまだあるの」
「でも、その他のところは植物も普通の色になってた。」
「でも、そんなことが本当に起きるの?」
「やっぱり異世界の自然は違うね。」
透が、何故か感心していた。
「いや、さすがにこれはおかしすぎる」
「だから、これは自然じゃなくて」
「人の手によって行われた」
「自然破壊だよ。」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




