243.晴日
「子供と高齢者じゃ」
「勝てるはずもなくてな。」
「俺だけ隙をついて抜け出したが他の奴らは」
「殺されてしまった。」
なんてことが
「なんで?」
「晴日さん達は千国王に裏切りを思わせるような行動をしたんですか?」
風華は、納得のいっていない様子だった。
「いいや」
「ただ、ルミナ様を信じ続けただけさ。」
「そんなことで、」
「はは、」
「お前らの世界はよっぽど平和だったんだな。」
「そうですね。」
「少なくとも私たちの国では現状こんなことは起きてませんでした。」
「そうか、」
「大切にしろよ。」
「...」
「はい。」
──────
「皆さんのこの戦いに対する思いは分かりました。」
「それで、協力とは一体?」
陽葵は、そう聞いた。
「私たちは武器や援護そして、兵での攻撃を協力します。」
凛さんが、そう言った。
「それは、心強いですね。」
「私たちは、翼の騎士団の中にいる」
「反王政派が仲間に着く。」
椿さんがそう言った。
「お2人以外にもいるんですか」
「あぁ、」
「騎士団のメンバーは移り変わりが激しいだろ?」
「だから、騎士団試験とかの時」
「身分を詳しくは調べないんだ。」
「なんか、王様らしくないですよね。」
風華の言う通りだと思う。
王様といえば自分のことを絶対に守る!
みたいなイメージを持っているから
1番自分を守ってくれそうな騎士団をそんな雑に入れてもいいのだろうか。
結果的に自分の命を狙うやからが存在してしまっているのに。
「それは、生前の羽紀様の予言でそうした方がいいと仰っていたと聞いた。」
晴日が、そう言った。
「なんで、そんなことを知ってるんですか?」
陽葵は、その事を知らなかったのだろうか。
晴日に質問をした。
「俺は、団長だからな」
「新人を団に任命する説明の時に聞いたんだ。」
「そうだったんですね。」
「あの人異常にお母様の予言の言葉だけは信じてましたから。」
陽葵は、そうぼそっと呟いた。
「ただ、一つだけお願いしたいことがあります。」
凛さんは、改まって話し出した。
──────
「はぁ、」
「まさかこんなことが起きるとはね」
3人は、一通りの話が終わり
何もされることなく地上へと帰ってきた。
「そうだね。」
「びっとくりしたよ」
「あのお婆さんが凛様だったなんて。」
陽葵は、笑いながらいった。
「陽葵、本当は晴日さんが仲間だと気づいてたんじゃない?」
「えっ?」
風華は、ぶりっ子キャラはどこへ?
と言わんばかりの真面目な顔で言った。
「さすがに」
「仲間だとは考えなかったけど」
「多分翼の騎士団に忠誠を誓ってないんだろうなとは思ってた。」
そんな表情を見て陽葵は、真面目に答えた。
「えっ?」
「そうなの?」
「なんでなんで?」
それに着いてこないのが夢描である。
「だって、」
「草むらにいた時」
「晴日さん絶対私たちの存在気づいていたのに」
「スルーしたし。」
「それは単純に気づいてなかったんじゃ」
「それも考えたけど」
「私なら絶対に気づいてた。」
「あんな近い距離で」
「みんな、まだ魔法を使ったばかりで」
「無意識に魔力が外に漏れてたから」
「そうなの?」
今、サラッと衝撃なこと言わなかった?
「それに、司が捕まった時」
「わざわざ司が終契監獄に行くことも」
「そのことが国立図書館の中にある本に書かれていることも全部教えてくれたの。」
「そんなのおかしすぎるじゃん」
「それはそうだね。」
「とりあえず」
「さっきのこととあのことみんなに伝えなきゃ。」
「かえるよー」
「はぁーい」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




