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238.呪魔法と光魔法が特別な理由〜善悪〜

「それって、陽葵が使える光魔法のことですよね?」


凛さんの陽葵が私たちには必要と言う言葉を聞いて

夢描がそう言った。


「はい」

「私たちの敵」

「千国王は、呪魔法の所有者です。」

「そして、呪魔法に唯一勝てるのは光魔法だけ。」


凛さんは、そう言った。


「私ずっとその事で気になってたんですけど」

「なんで、呪魔法と光魔法だけ他の魔法と違う特別感?があるんですか?」


夢描は、そう質問をした。


光魔法と呪魔法は他の魔法よりも強いそう今まで教わっきたがその理由は教えてもらったことがなかった。


「私が説明するね。」


陽葵は、そう言った。

直々に本人から説明した方がいいと考えたのだろう。


──────

なんで、呪魔法と光魔法だけは他の魔法と違うと言われ続けているかと言うと、


結局、今はまだよく分からない部分が多いの。


ただ、最も有力な説としては

魔法の出来方が他とは違うのではないかという説。


元々、四元素魔法の出来方は

自然の膨大な力によって魔法が誕生したと考えられている。


ただ、呪魔法と光魔法はそうではないと考えてる人達が結構な数いる。


その人達は、呪魔法と光魔法の出来方はと問いかけると必ず


人(・)の(・)強(・)い(・)思(・)い(・)か(・)ら(・)誕(・)生(・)し(・)た(・)。(・)


というのだ。


そして、その説はあながち間違ってはいないの。


最初に出来たとされる魔法は呪魔法で、


呪魔法ができたとされる時期には

国内の各場所で戦争が頻繁に行われ

多くの命が短期間で失われた。


その時に、多くのものは大切な人を亡くした悲しみから

誰かを恨み殺したいという

マイナスな感情が蠢いていたはず。


その膨大になりすぎた感情が力をもち

呪魔法なったと言われている。


そして、呪魔法によって戦争に勝ったという伝説も確かに存在するのだ。


ただ、平和になった時代

その膨大な力は危険な力へと変わっていった。


その危険な力を止めたいという強い思いから光魔法が出来たと言われている。


だから、呪魔法と光魔法だけは別格扱いされている。

人の心は時に巨大な自然の力にも抑え込めない引力があるということだ。


──────

「そんなことが。」


陽葵の話が一通り終わった。


呪魔法と光魔法にそんな説があったとは。


「でも、光魔法は名前通り善だね。」


「それは、違うかな」


陽葵は、小さな声で言った。


「えっ?」

「だって、呪は悪でしょ?」


「だってさ、」

「昔の戦争の時の人だったらきっと」

「そうは思わなかったんじゃないかな」

「その時にはきっと呪いの力を救いだったはずだよ。」


確かに陽葵の言う通りだ。


「だから、魔法に善悪はないと思う。」

「その魔法をどう使うかでその人の善悪が決まるだけで」

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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