↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
235/256

235.判断を間違えてしまった。

「よし、行くよ」


「はぁっ、」


―ポチャ


3人は、この先何が待っているのか分からない水溜まりに息を止めて飛び込んだ。


「うわぁぁぁぁ」


水溜まりに入った瞬間強烈な引力によって下へ下へと引っ張られていく。


叫んだことで分かったのが水の中なのに息が吸えるということ。


「な、なんか長くない!」


そして、会話ができる。


「私、もう無理かも、」

「うぅっ、」


気持ち悪い浮遊感のせいで夢描が口元を抑えた。


「たえろ!」

「夢描!!」

「ほら!光が見えてきたよ!」


陽葵の言う通り下から光が差し込んでいる。

夢描は、その言葉を聞いて口元を抑える力を強めた。


―ボシャン


やはり、光は出口だった。

何故か地に足が付いているのが久しい気分になる。


「うっ、」


夢描は、着いたことで安堵したのか

抑えていた手を離したことで我慢していたあらゆるものが外へと吹き出してきている。


「ちょっ、」

「袋ぉぉぉぉ!」


──────

「失礼致しました。」


少しだるそうな表情を浮かべながら謝る夢描に

なくなくキラキラしたものを拭く陽葵

気持ち程度に夢描の背中を撫でる風華だった。


「おやおや」

「お子さんらにはちっと」

「刺激が強すぎたか?」


「誰でもこうなるわ!」


さっきの女の人が奥の扉から出てきた。


夢描のことで気を取られていたが

ここはなんとも不思議な空間だ。

地下室というものだろうか?

慎さんの部屋よりも空気が重い。


「すまんな」

「こうするしか君たちをここに連れてくる方法が思いつかなくてね。」


女の人は笑いながら言った。


「それで、本題に移ってください。」


キラキラの片付けがおわり

陽葵は、いつまでもへらへらしている女の人に強く言った。


「これは、これは申し訳ございませんでした。」

「天(・)龍(・)様(・)」


「なっ、」


この人、陽葵の正体を知っていたのか。

やっぱり着いてきちゃダメだったのか?


『それまでにしておけ』

『椿』


もうひとり居たのか

ゆっくりと1つしかないドアが開いた。


「えっ?」


そして、ドアが完全に開けきった瞬間

3人はその人物がなぜここにいるか分からなかった。


「晴日さん?」


そう、なぜなら目の前に現れたのが晴日だったのだから。


本当にはめられたのか。

3人は、そう思うことしか出来なかった。


だが、一向に2人はこちらに攻撃を仕掛けてこない。

なんなら、さっきから2人で話し合っている。


こちら側は何もすることができず

逃げれる場所はないか探すが残念ながら

可能性があるのは2人が入ってきたドアのみ


ここで戦いになっても完全にこっちが不利だ。


「判断を間違えたかな。」


陽葵は、珍しく焦っているようだった。


そんなことはお構い無しに話していた2人は

ようやく終わったようで

こちらに近ずいてきた。


もちろん、陽葵は魔法をいつでも出せるように

体制を整えている。


ガシャン


鎧が音を鳴らし

2人が剣に手を触れた。


―来る!


そう思った瞬間思いもよらないことが起きた。


2人は片足を地面につけ

抜いた剣を自分の前に置き

頭を垂れて

こういった。


──────

「私第2騎士団団長椿」

「私第1騎士団団長晴日は」

「この命に変えてもあなたたちに忠誠を誓います。」

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。