225.第二固有魔法
「えっ?」
楓は、自分の目を疑った。
―プッシャー
ソルが、自分の出した炎によって燃えてしまった
木を魔法で水を作り消しているのだ。
「驚いた。」
柚も、その場面を見て言った。
「ソルの第二固有魔法は、水ってこと?」
花は、ソルがどんどんと消している水を見ながら言った。
「そうだね。」
陽葵が、代わりに答えた。
「第二固有魔法は、第一固有魔法のサポートをするから」
「第一固有魔法が炎から普通は風なのに」
「ソルは、反対の水を使ってるよ。」
だから、柚はさっき驚いていたのか。
よく考えれば、自分の魔法を自分の魔法で消しているのだから。
普通では無いな。
「ソルは、私たちが想像していた以上に」
「特別な存在なのかもね。」
陽葵は、みんなのために戦ってくれたソルを見ながら言った。
「それに、ソルは今回初めて魔法を使ったとしたら」
「最初から余裕でドラゴンを倒せるとか」
「やっぱり神獣はすごいな。」
柚は、明らかに興奮していた。
まじかで、伝説級の龍の戦いを見れたのだから無理はないだろうが。
「もっと、色んなことを見てみたい。」
ソルは、みんなの危険がない限り戦わないから
これからは、あまり見たくないかもしれない。
「きゅーーー!」
ソルは、炎がどこにもないことを確認してから
いつも通り甘えた声だ楓に近づいた。
「ソルありがとうな。」
楓は、ソルの頭を優しく撫でて微笑みながら言った。
「でも、ソルは無茶しなくてもいいように」
「俺も強くならなきゃな。」
楓は、まだ魔法が使えないから
どこか、引っかかるところがあるのかもしれない。
「ソルだって神獣だよ?」
「自分がどんな人のそばに居たいか」
「感覚で少しは分かってるはず。」
「だから、それに選ばれた楓が」
「強くないわけないじゃん」
陽葵は、大丈夫と笑いながら楓に励ました。
「きゅうーーー!」
それに同感するようにソルは声を出した。
「そうかよ」
楓は、少し照れながらぶっきらぼうに言ったが
確実に嬉しそうだった。
クラスメイトとしてなんとなくわかったのだ。
「さぁ」
「ソルの固有魔法も分かったことだし」
「そろそろ帰ろっか。」
「ドラゴンが出てきたのは陽葵の落ち度かもだけど」
「ソルの魔力に引っ張られてきた可能性もあるからね。」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




