224.再来
「おいおい」
楓が、なぎ声のする方を見た瞬間
顔色が変わり青白くなり
1歩後ろへ下がって叫んだ。
「ドラゴンじゃねぇか!」
「ぐゅあああああ!」
楓が叫んだことでドラゴンは戦闘モードに入ってしまい。
どんどんこちらへ近ずいて来る。
「あれ?」
陽葵は、何故ここにドラゴンがいるのか分かっていないようだった。
「陽葵!」
「ドラゴンは出ないように対策したって言ったよね!」
花も、慌ててしまい陽葵の肩をガッツリ掴み目で訴えながら言った。
「えっと、」
「実は、こっそり森で魔法の練習してたから?」
陽葵は、目線を逸らしまるで仕方がなかったの!
と言うように口を尖らせながらボソボソ言った。
「こっの!」
「ばかぁ!」
ここには、ドラゴンしか居ないはずなのに
花の怒り声はドラゴンに負けず魔獣のようだった。
陽葵は、泣きながらごめんなさいぃ
と勢いよく頭を下げて謝った。
そんな時でさえドラゴンは重い足を動かし
また1歩また1歩近ずいて来る。
「とりあえず」
「ここは、私が片付ける!」
陽葵は、自分に責任を感じているようで
恐れることなる前へ出ていった。
「ドラゴンなんて、そんなに出ないはずなのに」
「きっとなにか他に問題が」
陽葵は、そう言い訳をしながら右手を前に出し
魔法を唱えようとした。
その瞬間
ーぼわぁ
陽葵が唱え終わる前に
ドラゴンに炎が撃たれた
「ぎゅああ」
ドラゴンは、その炎に苦しみもがきながら暴れていた。
「誰!」
花が、謎の炎を撃った誰かが近くにいると思い警戒をし言い放った。
「花、大丈夫だよ。」
陽葵は、やけに落ち着いていて
まるで、その魔法を誰が撃ったのか分かっているようだった。
「ありがとうね。」
「ソル」
陽葵は、そう言ってソルの喉ら辺を撫でた。
「きゅゅう!」
ソルは、嬉しそうに体を右へ左へ揺らした。
「ソル、」
楓は、ソルが魔法を使った時見ていたのだろう。
目玉が飛び出そうな程驚きながらソルを見ていた。
「あれ、ソルがやったの!」
花も、ようやく理解が出来たのか
遅れて驚いた。
「みたいだね」
「ソルの第一固有魔法は、炎だったのか。」
そうか、ソルもちゃんと魔法が使えたみたいでよかった。
「ソル!」
「一発で倒せるとはすごいね!」
陽葵は、そう褒め
撫でる手のスピードを加速させた。
「本当にな」
「ここにドラゴンを1発で倒せるやつが」
「1匹と1人いることに驚きを隠せない。」
楓は、絶対に陽葵を見ながら言っていた。
本人は、誰を指しているのか分からず首を傾げているようだけど。
「陽葵!」
「大変だよ!」
柚は、急に大きな声を上げて
陽葵を呼んだ。
「どうしたの?」
「も、森が」
柚が震える指でさした方向には
ドラゴンが炎の熱さで苦しみ動き回ったことで
森の木に火がつき
木から木へ火が広がっていた。
「なっ、」
陽葵は、こうなることまではさすがに予想出来なかったようで
驚いていた。
「きゅゅゅう!」
ソルは、それを見て火の方へ近づいて行った。
「危ない!」
楓が止めようと前に出て行ったが
「えっ?」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
昨日は投稿が出来ず申し訳ありません。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




