221.番外編
ー気まずいペア
「司は、」
「辛いの苦手なんでしょ?」
「だったら甘いのは平気なの?」
花は、司と何故か2人になってしまい会話が無さすぎるため
なんの面白みのない話をふった。
「あ?」
「甘いのは好きだけど」
思わず司も素直に答えた。
「へぇ、」
それ以上話が続かず
2人は早く陽葵が帰ってきてくれることを願った。
──────
ー選べるとしたら?
「2人はもし自分の固有魔法が選べるとしたら」
「何がいい?」
ご飯まで時間があったため
陽葵と夢描、未来の3人でたわいのない話を繰り広げていた。
「えっ、」
「なんだろ。」
夢描は、他の魔法を使う自分を考え想像を膨らませている。
「やっぱり治癒魔法かな」
「なんか、主人公の可愛らしい女の子がなってるイメージない?」
確かに、りかには可愛げがあるし。
「夢描には、少し合わないかもよ、」
未来は、励ますように貶した。
「分かってますよ!」
「どうせ、私なんか可愛げのない女の子ですよ!」
夢描は、予想通り拗ねてしまったらしい。
「そういう未来は、どうなの?」
「私?」
「そうだな。」
「もし、選べたとしても私はまた修復魔法を選ぶかな。」
未来は、嘘のない笑顔を見せて言った。
「くそっ!」
「正解すぎる答えだよ!」
夢描は、頭を抱えそう叫んだ。
──────
ー司の辛さの耐久値はいかほど?
「そういえばさ」
「司の耐えれる辛さレベルはどれぐらいなんだ?」
蓮は、森に訓練の移動中そんな質問をした。
「別に、我慢しようとすればどれぐらいでも、」
司は、平然とそう答えたが
「嘘じゃん」
「あっちの世界にいた時」
「抹茶クリームと間違えてわさび食べた時」
「ぶっ倒れたでしょ?」
陽葵は、笑いながら言った。
「ちょ、」
「それは、言うなよ」
司は、秘密を言われて耳を真っ赤にさせながら陽葵の口を閉ざそうとした。
「からしも、一味とかもだめだよねぇー」
陽葵の、口は止まることを知らなかった。




