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217.神獣?

楓が、森の中で迷子になってしまった。


この森は、魔獣が多く生息しているため

魔法の使えない楓は非常に危険な状態だ。

3年B組は、楓の居場所を見つけ出すため

手分けして探そうと陽葵から指示があった。


「じゃあとりあえず」

「私たちは、北の方を、」


―ピカーン


みんなが動き出そうとした瞬間

近くでピンク色に輝く光が突然放たれた。


「えっ?」


その光は上へと伸び

ゆっくりと高さが無くなり消えていった。


「楓!?」


もしかしたら、楓が魔獣に襲われているのか!

みんなは、急いで光の方へと駆け出した。


陽葵、司を前にしてみんなは、草が生い茂る道を走った。


「楓!」


光が放たれたと思われる場所の近くまで行くと

楓が前かがみになりながら背中を向けて座っている。


やはり、魔獣にやられたか。


「りか!」


陽葵は、急いで楓に治癒魔法をかけてもらおうと

りかに声を出した。


「だ、大丈夫だ。」


その声を聞いて楓はゆっくりと立ち上がり

みんなの方へと体を向けた。


「大丈夫なの?」


見たところ外傷はないようだが


一つだけ気がかりなことがあった。


「楓」

「その子は何?」


そう、楓が大切そうに抱えてる謎の生物がいた。

その魔獣の容姿は、タツノオトシゴのような不思議な神秘さがあった。

この森にいるということは魔獣なのだろう。

でも、今まで見たことがなかった。

魔獣も、ここの植物のように変色のようなものが怒るのか?


「それって、!」


珍しいことに柚が、大声を上げて

楓に近づいた。


「え、」


楓も、そんな柚は見たことがないので一瞬距離を取ったが柚はそんなことも気にならないほど

楓の胸の中にいる魔獣に興味を惹かれていた。


「柚はそれがなんの生き物なのか知ってるのか?」


悟が、質問をした。


「それはもう!」


これは、相当すごいぞ。

あの、悟の質問にも難なく答えていた。

いつもは、少し震えた声で返すのがやっとなのに。


「そ、そうか!」


案の定悟が調子を乗って

柚に近づき質問をし始めた。


「これはなんて言う魔獣なんだ?」


悟は、柚の興味を削がないように注意をしながら話をした。


「これは、魔獣じゃないの!」

「もっともっと上の神獣(しんじゅう)って言ってね。」

「この子は色んな呼び方があるんだけど」

「一般的には龍と呼ばれてるの!」


龍って、あの!


「おいおい」

「マジかよ」

「俺でも聞いたことあんぞ!」


蓮は、何故か龍と聞いて興奮していた。


「でも、思っていた以上に小さいんだな。」


悟は、まだまだ質問をする。

よっぽど、柚と話せたのが嬉しいらしい。


「この子は、多分子供だからだよ。」

「あと1年ぐらいしたら僕たちなんて余裕で超えちゃうよ。」


柚も、まだまだ答える。


「神獣は、私も聞いたことがあるよ。」

「魔獣は、悪魔が作った人形と呼ばれ」

「神獣は、神が作った芸術品と呼ばれてるって」


なるほど、だからこの生き物からは嫌な気配がしないのか。


「でも、なんで楓が龍を抱えてるの?」


空は、根本的なは謎に迫った。


「こいつが、怪我を」


楓がそう言おうとした時途中で止めてしまった。


「まって、龍が怪我してるの!」


神獣が怪我をしたとなれば柚が黙ってはいない。

柚は警戒されない程度に龍の体を触らずに観察をした。


「あれ?」

「楓この子本当に怪我してたの?」


柚は、そう質問をした。


「あ、」

「いや、俺の気のせいだったわ」


楓は、歯切りの悪い言い方をした。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

昨日は、投稿ができず今日は遅い時間の投稿となってしまい申し訳ありません。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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