↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
191/266

191.助けてくれたのは金髪縦ロールの毒舌お嬢様でした。

「あらあら」

「まだ、おダンスのお時間ではなくってよ?」


後ろからヒールが床にある音が聞こえた。

どうやら、人が来たようだ。


5人は、そっと後ろを振り向いた。


そこに立っていたのは

綺麗な金髪縦ロールの髪に

紫の華やかなドレスに身をまとい

扇子で口元を隠した。


見るからに、良い身分である女性だった。


「お嬢様」


女性の後ろには

ご兄弟らしき方と

そのメイドと執事がいた。


「誰だお前ら」


男は、縦ロール髪の女性に言葉を投げ飛ばした。


「あら?」

「怪しい殿方に名を名乗る程」

「頭が、弱い訳では無いのですけれど?」


女性を、扇子で顔の半分を隠しているため

どんな表情をしているのか判断ができなかったが


目は確実に男を仕留めていた。


「なんだ!」


男は、縦ロールの女性の発言が

気に入らなかったのか。

怒鳴りつけた。


「あらあら」

「殿方は頭だけでなく耳もお悪いのですか?」

「そんなに大きな声を出さずとも」

「私は、聞こえますのに」


縦ロールの女性は冷静に挑発をした。


「くそ、」

「大体、これは俺が悪い訳じゃない!」


男は、反論することが出来なくなって

話を無理やり変えた。


「その女性の体にむやみに触る行為がですか?」


「ああ」

「こいつが、見ない顔だったからな。」

「不法侵入で捕まえようと思ってだな。」


絶対にその理由で触ってきた訳じゃないだろ。


「そうですか。」

「それは、失礼しましたわ。」


「えっ?」


まさか、男の言葉を信じてしまったのか?


「そうだろ?」

「俺は、何も間違ってない。」

「こいつらが行けないんだよ」


「こいつ!!」


蛍が、さすがに我慢が出来なくなったのか

殴りかかろうとした。


その時、陽葵が腕を横に出し。

蛍の、怒りを収めようとした。


「この場での発言をお許しください。」


今度は、陽葵が口を開いた。


「私たちは、ここから離れた所を領地にしています。」

「そのため、殿方のように高貴な方の目に移ることは」

「滅多にございません。」

「先程仰っていたことですが」

「私たちは、こちらに見えますように」

「金色のカードを所持しております。」


陽葵は、普段から考えられないほど

丁寧な言葉遣いにスピード

思わずその場にいる誰もが最後まで話を聞いてしまうぐらいだ。


「それがどうした!」

「もしや、」

「そのカードは高額な金で買い取ったのではないか!」


男は、もうどうでも良くなったのか

そんなことを言ってきた。


だが、痛いところをついてくる。

買い取ってないし作ったしセーフか?


「それに、」


「お黙りなさい!」


縦ロールの女性は大きな声を出した訳でもないのに

圧力でその場を沈めた。


「殿方は、そのカードが」

「お金で買えるものだと考えているのですか?」

「もし、そうお考えなら」

「そのカードを作っている」

「国王陛下の管理に問題があると言うことになりますわよね?」


男には、申し訳ないが

縦ロールの女性の方が1枚上手だったようだ。


「ち、ちがう」

「くそっ、」

「今回は、勘弁してやる」

「だが、次お前らを見たらただじゃ置かないぞ!」


男は、そう捨て台詞をして

駆け足でその場から逃げていった。


「ええ」

「その時は、望むところですわ!」


縦ロールの女性がそう言った。


「お嬢様」

「少しはしゃぎすぎですよ」


縦ロールのメイドさんが呆れながら言った。


「別にいいじゃない」

「私の大切な龍が傷つけられているのだから。」

「そうでしょ?」

「百合?」


「ええそうですね。」

「華恋様」


メイドは全くといいながら

優しく微笑んだ。


「いやぁ」

「助かったよ。」

「れ、華恋様たちが来てくれなかったら」

「海月が、暴れるところだったよ。」


「おほほ」

「私にかかればこんなこと朝飯前ですわよ!」


そろそろ気づいているかもしれないが

陽葵達を助けてくれた

縦ロールの女性は、先に城の中に潜入した。

恋歌達である。


「良かったよ」

「もしもの事の場合にもう1団体貴族として潜入しといて。」


陽葵が、笑いながら言った。


「ていうか、全然笑い事じゃないんだよ!」

「ここに司がいたら」

「ここは、血の海になってたよ」


「ちょっ、百合敬語!」


「ごめん」


百合というのは花のことであり。

そして、先程花に言ったのは

恋歌側の執事役の瑞希である。


「それで、他の人達とは合流できたのですか?」

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。