185.犯罪一歩手前?いや普通に犯罪です!
「ただいまぁ」
6人は図書館の閉館時間になったため
家へと帰っていった。
「遅かったわね」
花が陽葵の声を聞いて迎えに来てくれた。
「いやぁ」
「色んな本があって」
「気づいたら閉館時間になってたんだよね」
陽葵が、参ったよね
と笑いながら言った。
──────
「、てことがあったんだよ」
陽葵達は図書館での出来事を細かく話した。
「えっ!」
「慎さん元翼の騎士団なんですか!」
「しかも、禁断の恋をして追放!」
蓮は、お手本のような驚き方を見せた。
「てことは、これから戦う人達は」
「慎さんの後輩だった人たちってことですか?」
りかが、悲しそうな声で言った。
「いいえ」
「私が翼の騎士団に所属していたのは」
「ずっと前ですし」
「司様が前仰っていたように」
「騎士団の入れ替わりが激しいので」
「今は、顔なじみは1人もいませんよ。」
その言葉を聞いてみんな
どこかほっとしてしまった。
だって、自分が友達や家族と戦わなければいけないとなったら考えただけでも恐ろしいからだ。
「慎さんのことも十分に驚きですが」
「終淵監獄の鍵が王族だなんて」
「私達に為す術はあるのですか?」
「陽葵の言う作戦とはなんですの?」
恋歌は、質問をした。
「今からその作戦について話すね。」
──────
「まず、最初に」
「司を奪還する日程なんだけど」
陽葵達は、それぞれの席に着いて話し合いを開始した。
「終淵監獄は、城の中にあんだろ?」
「日にちを決めたところで入れなかったら意味ないんじゃねぇの?」
楓が、強い口調で言った。
「そう、楓の言う通り」
「終淵監獄は、城の中にある」
「しかも、地下にね」
陽葵は、そう答えた。
「でも、ある1日だけ」
「城の扉が開いて」
「城の中を歩き回っても怪しまれない日があるの。」
「あっ!」
空は、思わず声を出した。
「天契祭!」
「そう!」
なるほど、天契祭は千国王のためのお祭り
城を開けないとおかしい。
「ただ、一つだけ問題があって」
「なに?」
「城の中に入れるのは」
「国王に認められた貴族のみ」
「一般人の立ち入りは一切禁止なの。」
陽葵は、そういった。
「そんなぁ」
「私たち、一般人どころか」
「この国では犯罪者なのに」
夢描が、ショックを受けたようだった。
「でも、人数が多いいから」
「さすがに、城の人たちも一人一人の顔を」
「覚えている訳じゃないみたいでね」
陽葵は、ニヤリと笑った。
この顔を悪いことを考えている時の陽葵だ。
「城に入っても良い人なのかを一目でわかるようにしてるの。」
「金出できたカードなんだけど」
陽葵は、春樹の方を見てまたニヤリと微笑んだ。
「えっ、つまり」
「春樹なら作れるでしょ?」
「金のカード」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




