153.強い味方がいるから
「それじゃあ」
「布の買い出しに行くよ!」
陽葵は、その後
布について詳しく話した。
みんながようやく納得して布を買おうとしていた。
「そうしたいけどさ」
「どこで買うの?」
「いつもの服屋さんはダメだし。」
「かと言って」
「他につてがある訳でもないよね」
空がそう言った。
「何言ってんの」
「私たちには」
「強い味方がいるでしょ!」
陽葵は、そう言った。
その瞬間みんなの頭の中には
1人の男の顔が浮かんだ。
「あぁ」
みんなは、ニヤリと微笑んだ。
──────
「ここか、」
陽葵は、右手に地図を握りしめながら扉の前に立っていた。
「なんか、」
「春さんのところより」
「禍々しいけど」
「大丈夫?」
そして、陽葵に着いてきた夢描は
怯えるように言った。
「でも、ここでしょ?」
「なら入るしかないよね」
「なんで、蛍はそんなに」
「堂々としてるの?」
そして、またまた着いていきたのは蛍だ。
今回はこの女子3人組で任務というわけだ。
何故、この3人かと言うと
―数時間前
─────────
「こんにちは!」
陽葵は、その場の雰囲気に合わない元気な声で挨拶をした。
「こんにちは」
「じゃねぇよ!」
「もう、お前らがここに来ることには」
「驚かなくなった。」
「だが、なんでこんな短期間に来るんだよ!」
「それは、すいません」
「春さん」
そう、この人は便利屋
ではなく交換所をしている
春さんだ。
「でも、私はここに来るのは久しぶりじゃないですか?」
陽葵は、とぼけるように言ったが
今月は、もう既に1回来ている。
「もういい」
「で、今回は何の用だ?」
「見る限り」
「交換ではないんだろ?」
陽葵たちは、完全に手ぶらだ。
交換対象の魔石などは今回持ち合わせていない。
「はい、」
「実はーー」
陽葵は、司の件と布の話をした。
「なるほどな」
「これは、また」
「すごいことが起きたみたいだな。」
「まさか、あの勇者様が」
春さんも、今度はただことではないように感じたらしい。
「そうなんですよ。」
「そして、戦いは刻一刻と近づいています。」
「その為、非魔法の耐性がある布が早急に欲しいんです。」
「もちろん、お金は支払いますから。」
この前は、お金はいらないと言われたが
その分浮いたお金がこちらにはある。
「分かったよ」
「それに、その類に詳しいやつも知ってる」
「じゃあ!」
「だが、今回は俺じゃなく」
「お前らが直で行け」
「その方が早いだろう?」
春さんが、そう言った。
そして、布を買いやすくするための3つの条件も教えてくれた。
1.お店に入れるのは女のみ
2.1グループあたり4人以上は入れない
3.そして、必ず1人は珍しい魔法が使えること
ここまで読んでくださってありがとうございます。
投稿時間が遅れてしまって申し訳ありません。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




