149.前に進むために〜意外とツンデレな人〜
「それじゃあ!」
「次どおすっか」
蓮が、椅子に座りながら言った。
「そうだね」
「まずは、その終淵監獄?」
「を調べに国立図書館に行くべき?」
さすがにいつも眠そうな美月も発言をした。
「それも大事だけど」
「今は、翼の騎士団に6人は顔が割れてしまった。」
「だから、下手に今行動するよりも」
「まずは、持って帰ってきた」
「この鉄鉱石を使って武器を作るのがいいと思う。」
陽葵が、そう言った。
「確かにそうよね」
「私たちが今必要なのは知識よりも武器だし。」
花が、言った。
「野蛮な言い方だな。」
「ちょっと蓮?」
何故かここよやり取りが懐かしく感じるな。
「そう言えば」
「花」
「春さんのところに行ったんだよね?」
「ええ、」
「どうだった?」
「お金とか」
「ああ」
「それがね」
────────
「ほい、」
「これが言われてた。」
「やつだよ」
春さんは、約束通り
ハンマーや炉などを格安で売ってくれたのだ。
「うわぁ」
「これが」
一緒に着いて行った透が感動していた。
「ああ」
「それに」
「これを買い取ったところの野郎は」
「反国王派だ。」
「外部に口出しするようなやつはいねぇよ」
春さんは、そうぶっきらぼうに言うが
その言葉で安心ができる。
「ありがとうございます。」
「それで、お値段はいくらですか?」
いくら、安くなったと言え
元々が高い値段だろうから
少し値段を聞くのに身構えてしまった。
「いらねぇよ」
「えっ?」
聞き間違えかと思い驚いた。
「俺たちだって」
「王国派をよく思ってねぇ」
「それをぶっ潰すなら」
「この商品の値段よりも価値があるからな」
「今回は、いらねぇよ」
「だが、次からきっちり貰うけどな」
やっぱり言い方は怖いけど
根はいい人なんだよな。
「ありがとうございます!!」
花たちは、春に浮かぶかと頭を下げた。
春は、照れながら「やめろ」と言った。
─────────
「って言うことがあったから」
「お金は支払ってないの」
花がそう説明してくれた。
「春さんって意外と」
「ツンデレだよなぁ」
直人がそう言った。
「そうだね」
「でも、ありがたいよ」
「支払いのこともだけど」
「私たちを応援してくれてること自体」
「やる気になれるからね」
「そうだね」
空が、陽葵の発言ににっこり笑いながら答えた。
「じゃあこれで」
「武器作りは何とかなりそうだね」
「それに、ハンマーや炉のお金があるから」
「あれが買えるよ」
陽葵が、嬉しそうに言った。
「買える?」
未来は、不思議そうに言った。
「みんな一人一人の服だよ」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




