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134.疲れていても

コツコツ


「おっ!」

「ここは、鉄鉱石の反応がすごいするよ!」


「本当に」

「流星のその魔法便利だよな。」


まるで、金属探知機みたいだな。


「それって、どんな感じでわかるの?」

「ピピピって音がなるの?」


陽葵、さすがにそれは機械過ぎないか?


「違うよ、」

「なんかね、」

「こう、鉱石が沢山ある場所は」

「色がピカピカーとかドンドンとかしてるんだよね」


流星が、一生懸命教えてくれた。

わかったことは、よく分からないってことがわかった。


「そ、そっかァ」

「それが分かるのも才能だよね」


陽葵は、無理な言い訳をした。


「ありがとう!」


幸いにもそのことに流星は、そのお世辞に気づかなかった。


「じゃあ探すかぁ」


「う〜ん」


ここからが、本番だと言うのに体力がもうほとんどない。


足も痛いし眠気もする

なんなら、頭も痛い気がする。


正直帰りたいとも思ってしまう。


でも、ここまで来たのだからとみんなは鉄鉱石を探す作業をした。


カンカンカン


予め、用意しておいたつるはしを行き良いよく壁に打ち付けた。


「なんか、天井が落ちてきそうで怖いよ」


夢描が、そう言ってなかなか力が入らなかった。


「大丈夫、その時は何とかなるよ」


「陽葵、それは安心できないよ」


なんて、意外と冗談を言えるほどの体力は残っていたようだ。


カンカンカン


つるはしを壁に打ち付けてから数分が経過した。


流星の鑑定魔法のおかげで小さいが鉄鉱石がいくつか見つけることができた。


「どれも、小さいものだらけだな」


直人はら文句を垂らしながら作業を続けていた。


「確かにそうですわね」

「でも、この一つ一つがまとまったら」

「きっとそれなりの量になりますわよ」


恋歌は、そういいながら作業をしていた。

なんとも、違和感のある光景だろうか。


身に纏うオーラからもお嬢様を出している恋歌が、

今は、嬉しそうに汗をかきながらつるはしで鉄鉱石を掘っている。


なんなら、1番多く掘っているのだ。


「これは、本当に心が踊りますわね!」


カンカンカン


「なんと言ってもこの掘る時の音」


カンカンカン


コロッ


この姿を見た恋歌の両親は気絶するに違いない。


「流星!」

「次は、どこですの!」


「えっ、」

「ここかな」


カンカンカン


コロッ


「次はどこですの!」


「えっ、」

「ここ、」


カンカンカン

コロッ


「次!」


「えっ、」

「えっと」

──────


「ふっ、」

「なかなかの量になったのではないですか?」


「そ、そうだねぇ」


ずっと掘っていたはずの恋歌よりも流星が疲れている。


恋歌の、次々コールが何十ターンもされていたから無理もないだろう。


「でも、ここまで集まるとは驚きだな。」


そして、今までほとんど仕事をしていなかった司が、集まった鉄鉱石を見て言った。


「そうだね」

「私も、こんなに鉄鉱石が埋まっているなんて知らなかったよ」


陽葵も、同じように驚いていた。


「しかもね」

「僕の鑑定だとどれも上質なんだよ。」

「たっぷりと」

「魔力が込まれているように」


そういえば、この前一が言っていた。


鉄鉱石などの、石にも

人間に比べて微弱だが、魔力を吸収する能力があるらしい。

そして、その石に含まれる魔力量が多ければ多いほど割れずらい壊れにくい武器が作れるという。


「それは、すごいことだけど」

「こんな鉱山になんで」

「全ての鉄鉱石が上質になるぐらいの魔力があるんだろう?」


りかの考えは正しい。

ただ、石に一定の魔力を流せばいいって言うものじゃない。

石は、魔力を吸収力がとても弱いからその分多くの魔力量がないと吸わない。


それも、上質になるまでとはどれぐらいの魔力を吸えばできるのか分からない。


そして、そのもの凄い魔力がこの鉱山にあるとも考えにくい。


「もしかしたら、それがこの鉱山が人気になった理由?」


「確かに、それは有り得るかもね」


そう、仮説をたてていた。


だが、その仮説にはもう一段階理由があったのだ。


それを知るにはそう時間がかからなかった。


だって、


『ドンッ!!!』

ここまで読んでくださってありがとうございます。

投稿時間が遅くなってしまい申し訳ありません。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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