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130.ここから先立ち入り禁止

<ここから先立ち入りを禁ずる>

<関係者以外は入るな>


陽葵達は、鉱山の入口らしき所を見つけた。


だが、入口にはテープが貼られ

先には入れないようになっていた。


「うわ、」

「これ入っちゃダメな系?」


「そうだろうな」


司が、普通の事のように言った。


「なんで、司はそんなに冷静なの?」

「ここで、鉄を取れなかったら」

「私たち詰むんだよ!」


入れないことに焦っているのか

夢描は、司に強く当たった。


「入れなかったら」

「私たちが、ここまで疲れて」

「汗をかいたのが無駄になっちゃうじゃん!」


「そっちかよ」


直人が、突っ込みをした。


「本当にここなんだよね?」


りかは、そもそもここが鉱山であっているのか疑い始めた。


「多あってるよ」


さっきまでずっと黙っていた流星が話し出した。


「さっきから」

「高そうな山を見つけたら」

「鑑定魔法で、中に鉄鉱石があるか探してたんだけど」

「この山が1番は多そう。」


「そんな、便利機能があんのかよ」


「なんか、ロボットみたいな言い方じゃない?」


「一さんの、言ってた」

「方角もここだし合ってると思うよ」


陽葵も、補足するように言った。


「じゃあ」

「入るか。」


そう言って司は躊躇なくテープを剥がし始めた。


「そうだね。」


陽葵も、手伝うようにテープを剥がした。


「えっ!?」

「ちょっと」

「本当に入るの?」


りかは、淡々と剥がしている2人に声を上げながら言った。


「だって、ここに入らないと」

「みんなの武器が作れないんだよ?」


「それはそうだけど...」


「...」

「すぅっ」

「よし!」

「私は、入る!」


夢描は、そう行って2人の方へと行ってしまった。


「も、もう」

「どうなっても知らないからね!」


りか、流星、直人、恋歌は、2人を追いかけるようにして鉱山の中へと入っていった。


だが、


みんなは、知らなかった。


草むらに隠れていた


もうひとつ剥がれ落ちたテープに書かれた言葉を



―<この先、A級以上の魔獣急増中>


──────

コッコッコッ


7人は、鉱山の奥へと歩いていった。


「思っていた以上に暗いね」


最初入り口から差し込む光で明るかったが


さすがにここまでは届かない。


足元をグッと目を堪えて見えるか見えないか程だった。


「こうなるんだったら」

「明るい魔法が使える人を呼ぶべきだったか?」


直人がしくじったァと文句を垂れながら言った。


「まったく」

「お前らはどこまでひ弱なんだ」


司は、ため息を零しながら言った。


「雷魔法」

「雷灯(らいとう)」


司は初級魔法を唱えた。


―次の瞬間


司の手の上で小さな光が生まれた。


不思議なことにその小さい光は、何m先にも届く光を出していた。


耳を澄ますとパチパチッと音を微かに鳴らしている。


「うわぁ」

「すげぇ」


さっきまで文句を言っていた直人も司の魔法見て感動していた。


「本当は、魔力を消耗したくなかったから」

「使いたくなかったんだが」

「お前らに転ばれて怪我をされる方が」

「あとの作業が面倒になるからな。」


司は、冷たい言い方をした。


「ここに蓮が、いたら。」

『司は、ツンデレだなぁ』

「とか言ったんだろうね」


夢描は、笑いながら言った。


「想像するとムカつくからやめろ!」


「はいはいー」

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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