13. 石が喋って、扉が開いて、想定外
「え、えぇぇぇぇ」
「なんで岩が喋ってるの?」
「なんで光ってんの?」
未来は、あまりの出来事になんでなんで攻撃をし始めた。司以外のみんなも驚いていてツッコミができていなかった。
「開けますので少し離れてくださいね」
岩は話す度にぴかぴかと光るのがなんというか
「おもちゃみたいだな」
蓮は、耐えられずにツッコミをしてしまった。
司は岩の言う通りに少し離れた位置に移動した。
その瞬間に岩が揺れ始めた。
そしてその岩がゆっくりと静かに真っ二つに裂けていった。
その岩が割れたことによってさっきまで見えていなかった岩の下には人一人が入れるぐらいのドアが地面そのものに沈みこまれていた。
これは、さっきまで私たちがいた家とは比べ物にならないぐらい、
「異世界だ」
そう、非日常的すぎた。
ここの場所に来てからみんなの空いた口はいつまでも閉じないでいた。
キィィィ―
また足元から振動が伝わってきた。
扉がひとりでにゆっくりと開いた。
それは、何故か歓迎されているように感じた。
「....行くぞ」
司が先頭をきり暗い扉の中へと消えていった。
「よ、よし」
陽葵も司の後を急いで追うように消えていった。ほかのみんなも遅れないように恐る恐る暗闇の中へと片足を踏み込んだ。
「きゃっ」
その瞬間、真っ暗闇に落ちていった。
わけではなく、石で作られた階段が下へと繋がっていた。本当に階段は暗く目を凝らしても何も見えなかった。
そのため、みんなはゆっくりゆっくり階段を降りていった。
「うわっ、」
時々聞こえる悲鳴にみんなは大丈夫?と心配をしながら突き進んだ。
「着いたぞ」
少し遠くの方から司の声が聞こえてきた。よく見ると明かりがひとつ見えた。
そしてその光に照らされた司の顔が見えた。
「やっと着いた、、、」
暗闇の中階段を一つ一つ丁寧に降りていったため、疲れた。
司がたっている前には大きな扉がドンっと置かれていた。司は扉の取っ手部分のようなところにゆっくりと手をかけて引いた。
ギィィィ
その扉は何年ものの間開かれていなかったのか引く音が
「う、うるさ」
階段までがトンネルのような形をしていたため響いていた。
「お帰りなさいませ」
扉の向こうにいたのは、さっき石から発せられていた声と同じ声がした。
司はただいまと小さく呟いて扉の向こうへと入っていった。
「し、失礼します」
陽葵も丁寧にお辞儀をしながら入っていた。
みんなも続けていった。
「すげぇ」
透が部屋に入ってきた時に大きな声で言った。
入るまでには想像もしていなかった木材の香りが広がり、ところどころ緑があることでわ温かみを感じることのできる場所だった。
中央ら辺にはソファーや、机などといった共同スペースもあった。
何よりも広さがあり部屋数もとても多い家?ホテル?のようなものだった。
「これはこれは」
「たくさんのお客さんですねぇ」
そう言ってどこか嬉しそうにしていたのは、さっきの石からしていた声はどうやらおもちゃではなく人の声だったようだ。
その声の持ち主は少し腰の曲がったおじいさんだった。
「さぁさぁ」
「皆さんお疲れでしょう」
「お座りくださいな」
そのおじいさんはクッションなどを出してくれてみんなが座れるようにしてくれた。
みんなは1時間以上過酷な道を進んでいて正直足が棒のように力が入らなかったので言われる通りに座った。
司は、俯いたままみんなに言った。
「...話そう」
「この世界となぜお前たちが」
「ここに来たのか―」
見てくださりありがとうございました!
良かったら次回も見てみてください!




