125.覆す魔道具
―魔力を使わずに魔法を使う?
「そんなことできるんですか?」
魔法=魔力
と言っても過言では無い程に
魔力は、魔法を使う上で必要不可欠なのに
それを、覆すような一の言葉にみんなは疑いを持った。
「まぁ、もちろん無理だよね」
一は、あっさりと言った。
「えぇ、」
少し引いた。
「だから、考えたんだよ!」
「魔力を使わずに魔法を使うのが無理なら」
「その場で魔力を使わなくても魔法を使えるようにするればいいって」
「それは、」
「何が違うんですか?」
蓮は、質問を投げた。
「そうだね」
「分かりやすくすると」
──────
一番最初に言っていた
魔力を使わずにと言うのは
魔力のないところから魔法を生み出すと言っているようなもの。
それは、根本的に不可能であるとわかった。
だが、
次に言った。
その場では魔力を使わないというものは
予め、誰かの魔力を溜めそれを掛け声などの合図で魔法を発動させようとするもの。
つまり、魔力を使わなければいけない魔法にたいしてこの考え方は理論上できるということになる。
──────
「って、言うのがざっくりとした説明かな。」
「それが成功すれば」
「魔法が使えない私でも使うことができるようになるってことですか?」
陽葵は、驚きながら言った。
「そうなるね」
「ただ、中級魔法や上級魔法のような高度な魔法は」
「その人の特性によって使えるものだから」
「あくまで、簡単な攻撃とかしかできないと思うけどね。」
「それでも、十分ですよ。」
「私も役に立てるなら」
爆発が出来れば相手に攻撃ができなくても目くらましや時間稼ぎは出来るかもしれない。
「それは、すげぇな」
蓮も、想像を膨らませて感動していた。
「そうだろ!」
「きっとこれが完成できたら」
「翼の騎士団とも戦えるかもしれない。」
少しでも、武器は多い方が安心だ。
「でも、なんで俺なんすか?」
しかし、蓮はまだ自分が鉱山には行かず
開発の手伝いをするのには納得が言っていなかった。
「ふ、ふ、ふ、」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




