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118.子供が買うもんじゃない。〜「えっ?」〜

「なんにも考えてないってそれ」


「結構やばいよね」


「ですよねぇ!!」


最初に話しかけてきたのは一だったし、

なんならさっきまでドヤ顔をかましていたから

全て計画があるのかと思っていた。


それが、まさかのゼロ。


「いやぁ」

「どうしようねぇ」

「俺は、そんなものを買える」

「お金もちろん持ってないし」


一は、困ったみたいな顔を見せているが

困りたいのはこっち側である。

こっちだってみんなのご飯などを買うために

そんな大金を払えない。


「それは、大変でございますね。」


「慎さん」


ずっとみんなの隣で話を聞いていた慎さんが言った。


「どうしたらいいですかねぇ」


慎さんも、頭を抱えてしまう。


一も、申し訳なさそうな顔を見せた。


「っと言いたいところですが」

「私に良い考えがありますよ」


慎さんは、少し口角をあげながら言った。


──────

「っで、」

「俺のとこに来たってわけか」


「はい、」


「俺は、便利屋じゃねんだよ!」

「交換所だぞ!」


「そこをなんとか」

「春さん!」


慎さんの、良い考えは

交換所の春さんに格安で買える場所がないか教えてもらうことだった。


「慎さんが、春さんだったら」

「王族などに経由していない方から買えるのではないかと言われていたんですよ。」


「あの、人は」


春さんの口調は顔を見なくてもわかる。

これは、怒ってるな。


「でも、俺たちの仲じゃないですか!」


蓮は、そんなことお構い無しに明るく言った。


「俺は、一度も」

「子供に裏の仲間からものを買わせる仲になった覚えはないぞ」


あったら、それはそれで危険な匂いがするな。


「でも、なんでそんなものが欲しいんだよ?」

「なんだっけ」

「ハンマーとか金床とか炉とか」

「子供が欲しがるようなものじゃないだろう。」


「うっ、」


さっきから春さんは、痛いところをついてくるな。


「それはな、」

「この国をぶっ潰すためだ。」


「ちょっと」

「司!」


なんていう問題発言はこの男は放ったんだ?


確かに、そのことを言ったら

ハンマーなどを買わなきゃいけない理由は早く終わるが

また、新たな問題が生まれて

それを弁解するのに長い時間がかかるんじゃ。


「...」


ほらぁ!

春さんは、何を言ってるのか分かんなくて

フリーズしてるじゃん!


「え、えっと、」


どうすればおかしくならないか陽葵が頭をフル回転していたら


「は、は、」


春さんが急に笑いだした。


「ど、どうしたんですか?」


突然のことすぎて考えるのをやめたのか?


「いや、」

「そうか」

「お前らはこの国をぶっ潰してくれるのか」


「えっ?」


「わかった」

「俺も協力するとしよう」


「えっ?」


「なんだっけ?」

「格安で買いたいんだっけ?」


「えっ?」


「俺の仲間に話を付けといてやるよ」


「え”ぇ”!!」

ここまで読んでくださってありがとうございます。

次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。

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