113.勧めた理由
「じゅ、銃!?」
花は、一が予想もしていなかった提案をして驚いていた。
「そんな物騒なもの」
「私に扱えますか?」
「その心配なら」
「大丈夫だよ」
「ここにいるみんなが武器を持ったことのない」
「初心者だろう。」
それは、そうだろうな。
もし、持ったことがあるとしたらそれは
ポリスマン案件だ。
「それに、私が持つ固有魔法は、」
「植物魔法ですよ?」
「銃って」
「火薬に火をつけて発射させるみたいな」
「感じじゃないんですか?」
「そうだね」
「少し言うと違う部分もあるけど」
「その考え方で問題ないよ」
「それなら、火系の魔法を使える人の方が」
「銃を武器にするのは向いているんじゃないでしょうか?」
さすが花だ。
冷静に自分の、魔法と武器の相性を考えて話せている。
「その考え方は」
「とても素晴らしいと思うよ」
一も、花の意見に賛成していた。
「じゃあなんで私が銃を使うんですか?」
ますます、一が花に銃をすすめた理由が分からなくなった。
「それは簡単なことだ」
一は、まるで、推しのアイドルの話をするようなテンションで話し出した。
「銃の中に詰めるものはなんだい?」
「弾?」
「正解!」
「そして、その弾は金属でできてるよね。」
「さらに、その弾を素早く遠くに飛ばすため」
「火薬が使われる」
「はい、」
「つまり」
「その弾と火薬を君の」
「膨大な魔力で作っちゃえばいいんだよ」
「えぇ!」
「弾を植物の種にする。」
「そして、火薬の代わりである魔力で」
「その種を急激に成長させ」
「敵に攻撃をする。」
それが出来たらこちら側の戦力は格段に上がると思うけど。
「植物魔法で」
「銃を使う理由は理解できたんですけど」
「ああ、」
「そうだよね」
「銃の大きさは」
「小型銃器を2台持ちかな」
「2台ですか?」
「ああ」
「魔力量からして2台でも問題ないだろうね。」
「それに、なるべく撃ったあとの反動が」
「少なくなるように工夫するよ」
「ありがとうございます。」
まさか、花が銃使いになるとは
「かっこいいね!」
陽葵が、話し終わったのを見て
花の元へ駆けつけた。
「じゃあ次は君かな?」
それを見ていた一は、陽葵の方を見ながら言った。
「あ、え?」
「私ですか?」
「うん」
「でも、私魔法が使えないのに?」
ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回も、少しだけこの世界に付き合ってもらえたら嬉しいです。




