醜く美しい世界
最近足がよくつります。でもなんだか気持ちいいですよね。気持ちよくないですか?
そうですよね気持ちいいですよね。
これであなたも足つり同行会のメンバーです。
6話です
「改心したって言うんですかね、これ。
明らかにスライムの領域を超えてますよ」
長老は難しそうな顔をしながら
「ふむ、なんか光ってるしよしとしよう。」
俺はその言葉を聞いた瞬間感動して膝から崩れ落ちた。
やった!なんかよくわからないけどやったぞ!
茶道部のみんな。俺やったよ!
「じゃあ今すぐ帰「ごめん」
「……‥…は?」
「ごめん 元の世界に帰す方法しらない」
「長老ォォォォォォ!」
「ふざけんな!俺がどれだけの苦労をしたと思ってんだよ!まじふざけんなあああああ!!」
「口が汚いぞ、少年」
「腐れスライムは黙ってろや!」
ありえない。確かに帰すと言ったはずだ。なんで?
なんでこんなことになった?なぁ、パルテノン…。
「まて、まだ帰る方法がないと決まったわけではない。さっきした話を覚えているだろう?邪なるものの根源を倒した後ボランとティアンは消えたと。
あれが元の世界に帰ったと解釈できるのではないか?すまんが少年よ。」
「いやいや何言ってんすか。俺は帰るんすよ。元の世界に、茶道部のみんなが待ってるから。帰るんすよぉぉぉぉ……。
「私の胸で泣け、少年」
「お前の胸どこだよぉぉぉぉ……。」
「残酷ですね、長老って。」
リーフェはじっとりとした目で長老を見る。
「しょうがないだろう。これしかなかったのだ」
キラリと長老の目から涙が流れたことに俺は気付かなかった。
それからしばらく後
「やります。俺、茶道部に会いたいから。みんなに俺のパルテノン神殿を見せたいから、だから、やります」
もうなんだっていい。俺が元の世界に帰れるんなら、それで。
「ありがとう。君のその言葉、発することにどれぐらいの勇気が必要だったのか。私には想像すらできないがお礼だけでも言わせておくれ」
長老の瞳はとても透き通っていた。
悪い人では無いのだろう。その純粋さがこんなことを起こしてしまったのかもしれない。
「一人で行くのは不安だろう。うちのリーフ「いらない」
村長もリーフェもキョトンとしていた。リーフェなんて既に行く気満々だったであろう。しかし、
「あんな大事な事に嘘をつくこの村の人は信用できない。」
そう、俺にはこの村の人は信用できない。出来るはずがない。
「しかし一人では危険すぎるぞ」
「構わないです。スライム連れてくから」
俺はスライムの方に目を向ける。
スライムも俺に目を向けていた。
「私を連れて行くのか?やはり君は面白い人間だ。
いいだろう。私を連れて行くがいい!」
「やはり、面白いスライムだな。いいです、このスライムと二人で冒険に行きます。」
「君がいいと言うなら私は止めはしないが、本当にいいのか?」
「男に二言はないんだぜ、なぁ少年よ」
やはりこのスライムは面白い、話していて退屈しなさそうだ。
「ふむ、君がいいと言うならいいんだが。」
「そんなことより近くに村や城はありますか?」
早くしてくれ。俺はこの村から早く出たいんだ。
「この村から出て北の洞窟を抜けた先にイラマン城がある。そこで情報集めをするのが良かろう」
「わかりました。短い間でしたがありがとうございました。行くぞスライム」
「よかろう、君に私を手懐けられるかな。」
「神のご加護があらんことを」
長老が小さくポツリと呟いた。
ー村の外ー
「さあ、行くぞスライム。てかお前って名前はないのか?」
「ふっよくぞ聞いてくれた。私の名はマーティ。スライムの中のスライムだ」
マーティは誇らしげにビヨーンと伸びた。
俺は何故かその光景にイラっとしたので、
「さっきみたいに、……こうか」
茶碗に向かって念じるとお茶っ葉はマーティの口の中にするりと入った。
「ゥ」
空を見上げる。雲ひとつない青空は俺の心をワクワクさせた。俺だって男だ。心踊らないはずがない。
やってやる。この世界で。何としてでも!
「行くぞ!スライム!」
「ボエェ!ボエボエボエェェェ!!」
やっと話が進みました。
僕自身魔物を仲間にするということが好きでドラクエ5とかよくやるんですよね。
今回の話もその姿勢が出てると思いますが僕はそんなの気にしません。みんなは僕に罵声を浴びせてください
それでは7話で会いましょう




