破壊と創造
21話です
「なぁ長老。俺はもっと力がほしいんだ、じゃないとイデスって奴に勝てない。何か、何か方法はないのか?」
俺たちはクロノスの為にも、そして俺自身の為にも、イデスを倒さなければならない。だけどあの力を見たら到底今の力じゃ敵いそうにない。そう思って俺は長老に何かないかと話を聞いてみることにした。
「ふむ、そうじゃな……リーフェ!あの本棚の下から三番目の左から四番目の本を取りなさい。」
「はい、長老。」
リーフェは長老に本を渡す。
「これじゃこれじゃ……確かイデスは破壊の神なんじゃったな?」
「あぁそうなんだけど……それがどうかしたのか?」
「この本によるとな、イデスとは別に破壊の神がおる。その名はシヴァ。破壊と創造の神じゃ。」
シヴァか……どっかで聞いたことがある名前だな
「それで長老? そのシヴァって奴はどういう奴なんだ?」
「イデスはただ破壊をする者だったんじゃろう? だがシヴァはな、創造の為の破壊。 決して悪い者ではない。……つまり、この神を味方につけるというのはどうじゃ?」
「そんな手があったのか!確かにそれならいけるかもしれない!で、どうやったらそのシヴァって奴に会えるんだ?」
「うむ、そこからなのじゃが、元イラマン城の近くに森があってな。その森の中に試練の洞窟があるんじゃが…。その洞窟の奥には試練の証というものがあってな。それに念じると、どうやらシヴァのいる空間に行くことができるらしい。」
そう言って長老は髭をさわる。
「まぁ、その洞窟の奥地に行けるのかが問題なのじゃがな。」
「フラムさーん?」
フラムを呼ぶ。フラムはなにー?と、とことこ歩いてきた。
「長老に証を見せてやってくれ。」
「え? まぁいいけど」
フラムは長老に試練の証を手渡す。明らかに長老は驚いていた。
「何故これを!? この証は本来選ばれたものしか手にできないはず!」
「選ばれたのかはわかんないけど…」
フラムは困ったように頭を掻く。少し嬉しそうにも見えた。
「ま、まぁともかくじゃな、その試練の証があるならシヴァにも会えるはずじゃ。シヴァに会いたいと念じればいつでも行けるじゃろう。」
「へぇー試練の証にそんな力があったんだ! 僕のおかげだね、祐介!」
フラムはへへっと笑う。
「後大事なことなんじゃが、シヴァに会いに行くときは魔物は連れて行ってはいかんぞ。神聖な場所なんじゃからな」
「あぁ、わかった。」
俺とフラムは部屋に戻ると早速シヴァのところへ行く準備をする。
マーティの頭を押すとボェーーという音と共に水が出てくる。その水を使ってお茶を大量に作る。
「まったく、私の使い方が乱暴になってきたな。」
「まぁそういうな、帰ってきたら美味いもん食わせてやっから。」
「何か持ってった方がいいかな?」
「いや、いいだろ。何せ俺は和のエキスパートだぜ?」
マーティとフラムは?を頭上に浮かべた。
「じゃあ、行くか。」
「気をつけるんだぞ、二人とも」
「うん、留守番よろしくね。」
俺とフラムは証に向かって念じる。
目を開けるとそこはさっきまでいた場所とは全く別の場所だった。
周りには大きな立方体がふわふわと浮かんでいる。
そして一本の白い道の先には、生物の理ではない何かが、座っていた。
長老たちのキャラ忘れてました
22話で会いましょう




