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異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
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帰り際。

「助けたのバレたっぽい・・・」

「えっ?なんで?」

「誘導尋問に引っかかった、思わず質問に答えてしまった」

あちゃ〜って顏している。

「結城さんちょっと感づいてたっぽいから、バレるのは時間の問題だったかもね。

ただ、証拠が無いからそれ以上は追及出来なかったんだけど・・・」

「・・・ごめん」

仕方ないんじゃ無い?ってゼスチャーで返す。


「結城さん、何か言いたそうな雰囲気出してたんだよねぇ、特に川さんの事を聴きたそうにしてたから。

・・・・ただあの目は別の事考えてる目だった・・・」

「ん、どうした?」

「いや、なんでも無い。

例えばさ、20代前半の娘から言い寄られたらどうする?」

川さんは意味が判らない顔をしている。

「そりゃ嬉しいけど、頼れる大人って意味だろ?

虎の威を借る狐みたいな。

それに歳が離れ過ぎて恋愛対象にならないだろ、一時的な気の迷いって奴だよ」

「私19なんだけど?」

「・・・好きな人が若くてラッキーだなぁ」

「浮気したら・・・噛み切るよ?」

「怖いわ!」

「・・・・」

「・・・・」

「背が高いクリスがどストライクって言ったろ?」

「判った、信じる。

それなら・・・今夜、証明してね。もしもの時のために噛み切る練習もしとかないといけないし」

「だから、怖いって!」


「ただいま」

二人が出迎えに来た。

「川田さん、二人目のビジョンが見えました」

「ちょっと覗かせてくれ」

またまた夕方の薄暗い時間帯に、今度は駐車場にて待ち伏せて車に押し込んでいる映像だった。

それも二人がかりで、おまけに片方は会社の奴だ。

確か見たことある顔だ、今も勤めているかは判らないけど。

恐怖に歪んでいる顔を見てたら怒りが込み上げた。

「卑怯な奴らめ・・・、明日地獄を見せてやる・・・」

「川さん、顔が怖いよ・・・」

「人としてやってはいけない事をやった奴には、それ相応の報いを受けさせぞ。

ユウヤ手伝ってくれるか?」

「うっ・・・うん、怖いからちょっと落ち着いてよ!」

「ああ、ごめん。冷静になり過ぎて逆に冷血状態になった」

この日は明日の計画を練って就寝。

とてもじゃ無いが、あの顔を見たらクリスの求めに応えられなかった、俺の行為も同じに見えてくるから。


次の日、出勤して犯罪者の片割れを探した。

名前を忘れちゃってるから、大体の容姿で聴き込みをした結果1ヶ月前に退職している事が判った。

名前もゲットしたんで昼休みにクリスに聴いてもらう事にした。


「吉井さん、小林さんって知ってる?」

「うん、知ってるよ、最近辞めたと思うけど。

よく話しかけて来てた人だよ」

「そうなんだ」

あまり接点は無さそうだけど、好意はあったのかな。

積極的に声かけしてたくらいだから。

その後おしゃべりで盛り上がり休憩時間は終わった。


「川さん、吉井さんは彼の事、良く声掛けてくれる人という認識しか無いみたいだね。

でも、彼側は・・・好意あったんだと思う」

私は昼休み話した事を覚えている範囲で伝えた。

「・・・好きだったんだろうなぁ。

ただ、告白する勇気が無くてそのまま終わっちゃったのかな」

しかし、思いが報われないのと自分勝手な行動に出て人の人生を狂わせる行為は別だ。

二度と悪いこと出来ない状態にしてやる。


それから夕方まで仕事をこなしながら時間まで待った。

詳しい時間が判んなかったので、クリスに吉井さんの上がる時間まで付いていてもらった。

そしてついに帰宅時間になったようで、着替えの為ロッカールームに入った。

そこで念話を受け、一度ユウヤを家に迎えに行く。

行き帰りは一瞬だから十分時間がある。

とりあえず3人とも不可視化を行い、待ち伏せる奴らを探してみた。

「吉井さんの車は・・・あの軽かな?

ということは・・・あの隣にあるワンボックスの車か、映像と一致する」

もう一台、離れたところにあるけど・・・まあいい、こっちだろう。


辺りはもう薄暗くなってきた。

車の近くで待っていると、吉井さんが駐車場に入って来た。

深呼吸してその時を待つ。

彼能力女がワンボックスカーの前を通り過ぎた瞬間、ドアが開き二人の男が襲い掛かった。

・・・あれ?違和感を覚えつつも救助の為割り込む。


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