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異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
99/257

99 2人目と3人目?

後ろのスライドドアを開ける。

電動の扉が両側共に開く、もちろん開けたのは俺とユウヤの二人だ。

犯人達は咄嗟の出来事で一瞬訳が判らずフリーズする。

「よお!俺たちも混ぜろよ!」

そう言った瞬間、後ろの席にいた二人を外に投げ飛ばし鳩尾に一発入れ悶絶させる。

その次に運転席にいた奴も引きずり下ろした。

犯人は4人、あと一人は3列目シートにいた為逃げられずに取り残されている。

恐怖に歪んでいる彼女の顔を見て、更に怒りが込み上げて来て小林に詰め寄った。

「おい!お前彼女に気があったんじゃないのか?

声掛けてただろ?友達から始めても良かったんじゃないのか!」

「うっ、うう・・・」

「なんなんだよ!自分だけ良ければ良いのかよ!?

ああっ?答えろよ!」

「い、いや、俺は協力しただけで・・・・」

「なんだよ!言われるがまま好きな女を拉致して乱暴するつもりだったのかよ!

それで?おこぼれにあずかるって事か?

なあ、お前男だろ?護るべき立場じゃ無いのか?

そんなんで、人を好きになる権利あるんか!」

残りの三人ドン引きだった。

こちらはユウヤに止められて少し落ち着いた頃、警察が来た。

事情を話し、犯人を引き渡す。

そこで先ほどの違和感を思い出した。

「おい、お前らもしかしてもう一人襲うつもりじゃ無かったか?」

一瞬、体がビクッとなった所を見逃さず更に追及。

「もう一人、最近待ち伏せ等の怖い目に遭ってる娘いるんだけどなぁ、どう思う?

偶然かなぁ、どうかなぁ?4人いて1人だけ襲って満足かなぁ?なぁ、小林くん?」

4人共に下を向いて震えていた。

警官の方も察したようで、事情聴取の為個別に尋問してくれるだろう。


震えて泣いている女性に、声をかけるスキルは持ち合わせていない為、ユウヤとクリスに任せる。

婦警の聴取がひと段落し、少し話せる時間をもらった為だ。

「お姉さん、大丈夫か?」

震えながらも頷く。

「たまたま近くにいて良かったよ、最悪の事にならなくて・・・といっても十分最悪な日と思うけどさ」

「そうだよ、難しいかもだけど早く忘れちゃいなよ」

「・・・はい、ありがとう・・・ございます。

あの、もう一人の方は?お礼を言いたいんですが・・・」

少し離れて様子をみている男に視線を移しながら話す。

「ああ、あの人ね。

少し女性にトラウマがあってコミュ障なんだ。

だから、私たちが伝えとくよ」

聴きながら偶然目が合った為男に頭を下げた。

男は手を挙げて対応する。

そうしているうちに、救急車が到達したので吉井さんを載せて行ってしまった。


あの後、警察から事情聴取を受けたが、公安の山口氏に連絡を取り、かなり無理な説明をしてもらって逃げる事に成功した。

これでこちらの素性は警察からは語られないはず・・だ。

集まった野次馬の人集りをかき分けなんとか帰宅。


家に帰り着いた所、サクラが出迎えてくれた。

無事に帰ったことで一安心したようだ。

「あのさサクラ、あいつらもう一人襲う予定だったみたいなんだけど・・・」

「多分、最後までビジョン見なかったからだと思う。

見始て直ぐに切れてリンク外れちゃったから・・・」

そうか、あの時襲われている映像見て頭の中真っ白になったからなぁ・・・反省。

「とにかく、これで3人助かったと思うから良しとしようか。

みんなありがとうな、協力感謝するよ」

「何言ってんの、当たり前だろ?

それに、あれは許せないし単独でもやったと思う」

女性陣は頷いている。当然の反応か。

「クリス、明日以降彼女達のフォロー頼むよ」

「もちろん、友達だからね」


さあ今日は外食でもするか。

問題も片付いたし、のんびり出来るな。

明日は休みだしな。

「外に食べに行こうか、何が食べたい?」

「「「焼肉」」」

若いな〜みんな。当たり前か。

「よし、じゃあ行こうか」



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