表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
95/257

95 1人目

あれから数日経った。

クリスがその後の進捗を聴くと、3人とも1週間に2〜3日は待ち伏せされているようだ。

「これって同じ奴じゃないのか?」

そう再確認しても、やはり別人らしい。

こんなのがこの地域に最低3人もいるのかよ、世も末だな。


狙われているのがどんな娘か見に行った時、クリスから遠目にあの娘達なんだけど、と教えてもらった。

その後、たまたま通りがかりにすれ違った時、興味津々にジロジロ見られた。

なんか話し掛けたそうな雰囲気だったけど、急いでいたからスルーした。

クリス、絶対になんか言ったな?

目がなんか恋バナ聴きたそうな雰囲気だった。

あいつ・・・


それから2日後、1人目の予知が現れた。

ビジョンを見ると、丁度日が落ちたくらいに襲われているところだった。

角を曲がったところに丁度死角があり、そこに押し込めば気付かれない場所がある。

そこに連れ込んだ画像だった。

「今日の夜だな、確か結城さんだっけ?相手の男の顔も見えたしマーク出来るな。

幸い交番も比較的近くにあるし、直ぐに来てくれるだろ。

仕事終わりに待ち伏せするか」


仕事中、被害者である結城さんの事が気になり、作業応援のついでに様子を見に行った。

たまたまクリス達が作業をしていて、女性同士で喋っている所に出くわした。

「あっ!川さん手伝いに?」

「ああ、手伝うついでに様子見に来た」

この場合、クリス側は結城さんを見に来たと考える。

結城さんはクリスの仕事ぶりを見に来たと考えているだろう。

どっちも正解だけど。

ちょうど二人並んでいるから両方をじっと見て、それからメンテ作業をしている方を見て問題なさそうだったので戻ろうとした時、声を掛けられた。

「川田課長、クリスさんの事どう思ってるんですか?」

「どうって言われても大切な娘だけど?」

顔の表情から見て望んだ答えじゃなかったようだ。

「いえ、そういう意味ではなく、愛好あいこうどっちかってことです」

この場所での言葉の使い方上手いな、それなら・・・

あいの方と言っておくよ、ついでに言うと奪えるもんなら奪ってみろ!を追加しとく」

その言葉を聴いてクリスを見た結城さんは、どや顔をする娘に”本気なんだ”と再認識していた。

多分、明日には会社中に広まるだろう。


夕方になり、ちょっと早いけど事故の起きる場所へ。

久しぶりの異能力を降ろす事に。

「武闘家系の素早さマックスで変装・不可視化でよろしく。

それから、今回は確保した瞬間に不可視化解除をしてくれ」

「了解~降ろすよ・・・・はいOK」


ちょっと早かったかな、あと30分ってとこかな?

「そろそろ犯人が来るんじゃないか?」

「あっあれじゃない?黒い服着てる」

息を殺して近づいて顔を確かめるとビジョンで写っていた男だった。

少し離れたところで待機し監視する。

不可視でも声は聴こえるので、安全な場所で最終確認をする。


『あっ!結城さん来たよ』

人気のない場所なのでちょっと早歩きだ。

そして角を曲がった瞬間・・・死角から間男が襲ってきた。

その瞬間、更に後ろから横顔に一撃を喰らわす。

「ぐわっっつ・・・ヴェッ?」

「よう!屑!お前何やってんの?

女を暗闇に連れ込んで楽しいか?」

倒れた間男に対して追い打ちを掛けるが、どこに隠し持っていたのかナイフを振り回してきた。

たまたま手のひらに刃の部分が当たり、表面を切ってしまったが大したこと無いと判断し数発殴って沈黙させた。

この間、クリスが結城さんを安全な場所へ移動させながら警察へ連絡している。

もちろん、クリスも外見を変えているので身バレはしていない。

急なことで意味が分からず、少し震えている結城さんを落ち着かせながら警察を待つ。


5分経たないくらいにサイレンが聴こえてきた。

到着後、警察官に犯人を引き渡して事情聴取を受けた後、なんとか抜け出せた。

野次馬も多数いたので現場は騒然としていた。

間男は今までの行動パターンを結城さんに晒され、訴えられる事になるだろう。

これで結城さんは安心だと思う。


去り際に改めてお礼をと言われたけど辞退した。

「今日の事は早く忘れて、本当に護ってくれるいい男を見つけなよ。

ああ、それから間男は容赦なく叩き潰しときなよ?

じゃないとまた同じこと繰り返すから!」

「じゃあね、早く笑顔を取り戻してね!」

二人でそう言いながら帰宅した。


これで残り二人。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ