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異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
80/257

80 送別会参加

「絶対変な事言うなよ?」

夕方会社の近くの居酒屋に到着し、店に入る前に最終確認をしている。

「もう、そんな変な事言わないって〜。

宴会楽しみにしてたんだよ、私」

・・・・

「信じよう、さあ入ろうか」

そう言いながら店に入り予約者の名前を告げ案内してもらう。

すでに10名中5名来ており、クリスを見た瞬間

「おお〜」と喜びの奇声を上げている。

その光景にちょっと引きながら席へ。

「誰ですか?どんな関係?」

クリスが質問責めになっている。

うまい具合にはぐらかしながら笑顔を振りまいているのでちょっと安心した。

そのうち全員揃い、挨拶等済んで宴会スタート。


クリスへの怒涛の攻撃。

19だから酒は無理だと言っているのに勧めるのできつく注意をしながらガード。

そんな事しなくても大丈夫とは思ったけど、念のために。


1時間が経過した辺りでトイレに立ち、戻ってきたらなんか顔が紅くなってる。

「あ〜〜飲んだな?」

ほろ酔い状態で気持ちよくなっているみたい。

しょうがないな、ちょっと座らせておけばいいか。

しばらく放置して飯食ってたら、ちょっと復活したようで陽気に話し始めた。

こういう外交的なところはいいなぁと思いながら飯を食べ続ける。

クリスはいつのまにか囲まれてて、会話の中心になっていた。

「ねえねえ、クリスちゃんは彼氏いないの?」

「どんな人がタイプ?」

「川田さんとどんな関係?」

等、質問責めになってた。

まだ酒が抜け切ってないのと会話の流れで一言。

「川さんとはねぇ、仕事で知り合ってから命を救われたりしたんだよ。

私の容姿もねぇ、どストライクの癖に積極的にアプローチして来なくてちょっと残念なんだ〜

こんなに好きなのになぁ〜〜、何が足りないんだろ?

今日は一人で宴会に参加しようとしてたから、終わった後繁華街に行くつもりなんでしょ!って責めて連れてきてもらったんだ〜〜」

いつのまにかビール片手に演説を行なっているクリスを無視してみんながこっちを一斉に見た。

「そんなもん、冗談に決まってるだろ?

親戚で身寄りがないんで引き取ってるんだよ。

仕事見つけていい男ゲットしたら出て行くんだぞ?

酔っ払いの言葉にいちいち本気になるなよ、みんな騙されすぎ」

もっともな言い訳をしてみた。

「でも川田さん、その娘完全に好みですよね?

背も高いし顔も好きな部類のはず」

「相手は19だぞ?射程範囲外だろ!」

歳の事を言い訳にしてみた。

「でも最近凄く若返ったような感じですよね?

若い娘と付き合ってるからでは?」

「そりゃ一緒に住んでるからだろ、身嗜みには気を使うようになるだろ、普通」

「「「「「・・・・・・」」」」」


そういう押し問答の末、ある者が一言。

「じゃあ、俺たちの誰かが口説いても良いんですね?」

「ああ、無理やりじゃなく、クリスが惹かれてくっ付くならば構わない。

但し泣かせたりしたら・・・わかるよね?」

クリスをそっちのけで話が進んでしまった。

すまない。

当の本人は・・・酔っ払って私の肩に取り掛かるようにして寝ていた。

それから起きるのをみんなで待ち、口説いている。

あまり人見知りしないからモテるだろうなぁと思ってたけど、想像以上に話の持って行き方が上手い。

それとナンパのかわし方も。

関心して見ていると、落ちそうで落ちないクリスにシビれを切らしたのか、ちょっと強引に誘って来る奴が出始めた。

そんなんだからモテないんだよ・・・と思いながら、止めようとした時、クリスの目が冷たくなり

「何勝手に触ってんの?

女と思ってバカにしてんの?

私に触って良いのは川さんだけ!そんな強引にするからモテないんでしょ?

もっと紳士になって自慢話じゃなく相手の事を考えて行動しなよ!」

相手は文句を言いたそうだったけど、自分に非があるために黙り込んだ。

モテる奴だったんでちょっと溜飲が下がった。

クリスの怒りは収まらず

「さっきから何ですか?

口説かれているのは何故ですか?

私は川さんって人がいるって言ってるでしょ、今日は同僚の人達に紹介してもらおうと来たのに!」

みんな、まだ酔っ払っていると思っているから

「またまた冗談を〜〜」

その言葉にキレて

「願いが叶ったら川さんが嫁にしてやるって言っってくれたの!」

・・・・・

みんなドン引きであった。

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