74 冷やかしと仕事と
あれから2日経った頃、クリス姉さんに呼び止められた。
「何?どうしたの?」
ニヤニヤしながら
「仲良くヤッってるみたいだね〜〜」
なんか語尾がおかしいよ、姉さん。
「何を言ってるの?」
とぼけたんだけど
「またまた〜、サクラちゃんから聴いてるよ?
ちょっと深い関係になったってさ〜」
サクラか・・・やはりそうなるか。
「この事は、、、」
「判ってるって、暖かく見守ってるからしっかりヤリなさいよ?」
だから語尾がおかしいって。
「姉さん達はどうなのさ?あれから進展あったの?」
するとドヤ顔になり
「それ聴いちゃう?良いのかな?
今日の夜我慢できなくなるかもよ?思わずガーッって喰いついちゃって嫌われるかもねぇ」
ちょっと刺激強すぎるかもしれないんで断念した。
クリス姉さんはちょっと残念そうだったけど。
気を取り直し、今日は仕事に行く。
いつもの護衛の任務が数日ぶりに入った。
なんかご指名らしいから、誰かの推薦だろうか?
いつもの場所で待っていると迎えが来た。
山口氏と運転手二人だ。
「「おはようございます」」
「おはよう、今日もよろしく」
早速車に乗り込み、今日の依頼内容を確認する。
「今日はいつもの如くあるご子息・ご息女の護衛&遊びの案内だよ。
前回覚えてるかな?兄妹の護衛の時にチンピラを潰した時あっただろ?その兄妹の推薦なんだよ。
姉弟なんだけど、姉が16歳でアリア、弟が15歳でメイソン。
ちょっとやんちゃなんで大変だろうけど何とかやり遂げてくれ」
「了解しました」
サクラもうなずいているので大丈夫だろう。
福岡市のホテルに着き、挨拶を交わす。
良いとこの子供はやはり見た目がいいんだね、なぜだろ?
早速行きたいところを聴くと、アミューズメントとショッピングという事だった。
もうキャナルでいいだろって言う事で早速送ってもらった。
会議が終わるまで付き合うという任務だ。
降りて最初に行ったのはゲーセン。
キャッチャー等珍しいらしく、お金使いまくっていた。
その割になかなか取れない・・・
前回の件で学習していた為、参戦しようかと悩んでいるとアリアからヘルプが。
女性からの助けなので構わないだろうと思い、一発ゲットして人形を渡す。
メイソンの方は何とかゲットしてサクラにプレゼントしていた。
・・・サクラは年下に見えてるんだろうなぁ、彼15歳には見えないしな・・・
それから男女ペアとなりプリクラとか撮りまくった。
前回、プリクラの機械操作が判んなくて恥ずかしい思いしたけど、サクラと何回か撮ったんでなんとかスムーズに操作出来た。
途中、メイソンがサクラにちょっかい出す素振りを見せていたが見事にスルー。
アリアの方もスキンシップが多いなと思ったが、文化の違いなんだと思い失礼にならない程度にスルー。
ランチ終わって、別行動しようと持ち掛けられた時、どうしようかと思ってSPの人に目くばせすると、仕方ないというゼスチャーが返ってきたので了承する。
そんなわけで今現在別行動だ。
「リサから聴いてるわよ、前回大立ち回りしたそうじゃない?
気になってるって言ってたわよ」
あの時のか・・・
「いや~あの時はちょっと相手がしつこかったんで思いっきりね・・・」
「ふ~ん、今日は私を護ってね?
それからかわいい服を見てみたいんでエスコートよろしくね」
サクラと違った奇麗さがあるなぁと思いながらそれらしい店へ。
「かわいい服等いっぱいあるわね。
ちょっと試着してみようかな・・・」
試着し始めて1時間経過、やはり女性の買いものは長いね。
そんなこと考えていたら店の前にサクラ達が現れた。
「あれ?1時間ぶり!」
「姉さんは?」
「今試着中だよ」
「そうか・・・それじゃサクラもちょっと試着してみたら?プレゼントするよ」
なんかキザなセリフが自然に出る奴だな。
「でも、悪いし・・・」
「護衛のお礼と可愛い女の娘の為になんかしてあげるのはマナーだよ?」
逡巡してそれじゃって一着選んで試着室へ。
入れ替わりにアリアが試着室から出てきた。
「あれ、メイソンいたの?サクラは?」
「試着室に入ってるよ」
ジト目で
「あんた、また女の娘にちょっかい掛けるんじゃないでしょうね?」
「そんなこと・・・しないよ・・・多分」
なんか雲行きが怪しくなってきたな・・・




